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手倉森ジャパン リオ五輪“死の組”突破法を前園氏が分析

東スポWeb 7月6日(水)10時2分配信

 リオデジャネイロ五輪に出場するサッカー男子日本代表はメンバー18人が決まり、1968年メキシコ五輪の銅メダル以来、48年ぶりのメダル獲得に挑む。ナイジェリア、コロンビア、スウェーデンと強豪国ひしめく「死の組」を勝ち抜くには、どう戦えばいいのか。96年アトランタ五輪でブラジルを破った“マイアミの奇跡”の立役者、元日本代表MF前園真聖氏(42=本紙評論家)が考える手倉森ジャパンの戦い方とは――。

【前園真聖「ゾノの焦点」】五輪代表のメンバー18人が決まりました。手倉森誠監督(48)も選考に悩んだようですが、非常にバランスが取れたチーム編成になったのではないでしょうか。

 注目を集めたオーバーエージ(OA)は3枠中2枠をDFに活用し、塩谷司(27=広島)と藤春広輝(27=G大阪)を選出。これも五輪1次リーグで対戦するチームを考えたときに、どうしても押し込まれる時間帯が多くなるのでいい“補強”になりました。もう一人のOA選手、FWの興梠慎三(29=浦和)を含めて経験者の実力を見せてほしいです。

 では、どう戦うか。手倉森ジャパンが悲願のメダルを獲得するには、初戦のナイジェリア戦が「すべて」と言っても過言ではないでしょう。これまでの世界大会を見てもわかるように、第1戦で負けなかったときの日本は好成績を収めています。逆に勝ち点を奪えないと、2戦目以降の試合で重圧がかかってしまいます。実際、初戦黒星では一度も決勝トーナメントに進んでいません。

 ベスト4だったロンドン五輪の初戦では優勝候補のスペインに勝ち、勢いに乗りました。先を見据えずにチーム、個人で心身ともに、初戦に最高の状態を合わせるべきです。2戦目以降を考えず、まずは目の前の試合に全戦力を注ぎ込む。メダル候補を相手に勝てないまでも負けないことが、手倉森ジャパンが決勝トーナメントに進む絶対条件になるわけです。

 そして、試合開催地のマナウス対策も重要なテーマになります。“ジャングル”と言われるように高温多湿の非常に厳しい気候。ブラジルでプレーしていたころ、マナウスでも試合をしましたが、当時も早めに現地入りして練習しました。五輪代表もしっかり調整して、体を慣らすしかありません。

 ただ、条件は他国も同じ。アフリカ代表のナイジェリアも高温多湿の気候には不慣れ。欧州でプレーしている選手も多く、環境面だけ比較すれば日本に分があります。体力を消耗する試合終盤の勝負どころで、スピードのあるFW浅野拓磨を投入すれば、身体能力の高い相手でも振り切れるでしょう。

 注目の選手は欧州でプレーしているFW久保裕也(22=ヤングボーイズ)とMF南野拓実(21=ザルツブルク)。2人で日本をけん引しないといけない立場ですし、違いを見せてほしい。守備的な試合が予想される中でも、南野の突破力で局面を打開し、最後は高い決定力を持つ久保がゴールを決めるというパターンを期待しています。

 特に南野は1月の五輪アジア最終予選で、存在感を発揮できませんでした。ですから、本番では日本を勝たせるパフォーマンスを見せてくれるでしょう。決戦まで約1か月。やれることは限られていますが、最高の準備をして最高の状態で本番に臨んでほしいですね。

最終更新:7月6日(水)10時29分

東スポWeb

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。