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東京五輪・パラ支援事業に 9月の風とロック白河

福島民報 7月6日(水)11時38分配信

 福島民報社が実施主体となって9月に福島県白河市で開く「風とロック芋煮会2016白河の関ステージ」が政府の東京五輪・パラリンピック推進本部が募った日本文化を通じて大会機運を盛り上げるプロジェクトに採択された。推進本部が5日発表した。「日本で最も心のバリアフリーを実現するイベント」の合言葉の下、集まった全ての人が思いを一つにして五輪・パラリンピック成功を後押しする。

■国採択現役選手ら盛り上げ

 白河での「風とロック芋煮会」ではこれまでの一流アーティストのライブに加え、スポーツを通じて震災と原発事故からの復興に向けて活力を発信する東京五輪・パラリンピックを盛り上げる新しい企画を満載する。
 現役パラリンピック選手とミュージシャンらがスポーツの魅力やエピソードなどを披露しながら、それぞれの立場で五輪・パラリンピックへの期待や思いを紹介する。選手は自らの日常に触れながら競技への熱意、見どころやこぼれ話を楽しく語る。
 バリアフリーなどに関する来場者アンケートも実施し、結果は「風とロック芋煮会」の一層のバリアフリー化に生かす。
 政府の推進本部は伝統芸能やアート、ファッション、食などを通じて大会の機運醸成につながる企画を企業や自治体から公募した。一次公募に全国から71件の応募があり、8件を採用した。1件当たり上限1千万円を援助する。二次公募でさらに20件程度を追加する。
 遠藤利明五輪相は「幅広い分野から地域性豊かな事業を採択でき、大変うれしく思う」と述べた。

■草野球や落語独演会も

 白河の関ステージは9月18、19の両日、白河市のしらさかの森スポーツ公園で開催する。フリーアナウンサーの平井理央さんを司会に、元ヤクルトスワローズの古田敦也さんを迎えた出演者による草野球や、立川談春さんの落語独演会などを催す。県産食材を使った芋煮や日本酒なども楽しめる。
 「風とロック芋煮会」は平成21年、「風とロックFES」として郡山市出身のクリエイティブディレクター箭内道彦さんを実行委員長にスタート。震災と原発事故後は「福島で暮らす全ての人を元気にしたい」と毎秋に県内各地で実施し、1万人以上が集まる恒例イベントとなっている。

■箭内さん「復興支える力にも」

 採択を受けて箭内道彦さんは本紙にコメントを寄せた。「オリンピアン、パラリンピアンの方々が私たちに届けてくれる勇気は計り知れません。それは、きょうを、あすを生きるエネルギー。復興を支える力にも繋がると思います。その一方で、2020年の東京五輪開催決定の報せを、複雑な思いで聞いた人は多かったのではないかと思います。そのために遅れるかもしれない復興の歩みを危惧する声は、宮城や岩手の方々からも伺いました。開催が決まった以上は東北にとって、福島にとって、全員にとって、不安のない『やってよかった』東京五輪にならなければならない。立場も思いも様々な人たちが集う風とロック芋煮会という敷地の一角に、オリンピアン、パラリンピアンの方々とともにその道筋を考える場ができるご縁は、今、必要なことだと思いました」

福島民報社

最終更新:7月6日(水)11時58分

福島民報