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増子、岩城氏激戦続く 福島県選挙区情勢世論調査

福島民報 7月6日(水)11時54分配信

 福島民報社は3日から5日までの3日間、第24回参院選の電話世論調査を行った。取材で得た情報も加味し、終盤情勢を探った。福島県選挙区(改選1議席)は民進党の現職増子輝彦候補(68)と自民党の現職岩城光英候補(66)が依然として互角の激戦となっている。調査対象者の約3割が投票する候補を決めておらず、浮動票の取り込みが当落の鍵を握るとみられる。幸福実現党の新人矢内筆勝候補(54)は苦戦している。

 増子候補は地元の県中地方で3割強をまとめ、序盤調査時(6月22、23日実施)より支持を広げている。総合選対本部長を務める元外相の地元の県南地方はやや優勢だ。
 岩城候補は地元のいわき・双葉地方で5割強の支持を固めており、序盤調査時に比べて伸びている。会津地方でやや優勢となっている。
 地元候補がおらず、有権者が県全体の4分の1を占める県北・相馬・南相馬地方は増子、岩城両候補の拮抗(きっこう)した戦いが続いている。
 矢内候補は全域で浸透し切れていない。
 政党支持別では増子候補は民進の9割近く、共闘する共産、社民のそれぞれ7割超をまとめた。岩城候補は自民支持層の7割近く、推薦を受ける公明の約7割を固めた。全体の約4割を占める無党派層は増子候補への支持がやや多いが、約6割が意中の候補をまだ決めていない。
 年代別では、増子候補は10代や30代に浸透し、60代にも食い込む。岩城候補は4、50代と20代の支持が厚い。
 男女別では増子候補は男性、岩城候補は女性からの支持が目立つ。
 職業別では、増子候補が学生や事務・技術職で伸びている。岩城候補は農林漁業や自由業に浸透している。
 増子候補は後援会や党、支援団体である連合福島を基盤に共産、社民両党と共闘している。岩城候補は公明党の推薦を受け、後援会、党、支援・友好団体の選対本部が組織戦を展開している。序盤調査時は増子候補と岩城候補が激しく競り合う展開となっていたが、支持動向にほとんど差がつかないまま、最終盤にもつれ込む様相だ。
 本県選挙区は定数削減で前回(平成25年)から改選議席が2から1に減った。現職同士の生き残りを懸けた戦いに、新人1人が絡む構図となっている。

■本県選挙区立候補者 (届け出順、敬称略)

岩城光英[いわきみつひで] 66 自民 現
矢内[やない]筆勝[ひっしょう] 54 幸福 新
増子輝彦[ましこてるひこ] 68 民進 現

 ▽調査の方法=本県選挙区の有権者を対象に3日から5日までの3日間、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。原発事故で避難区域が設定された双葉郡8町村のうち楢葉、富岡、大熊、双葉、浪江、葛尾の各町村と飯舘村は調査対象から外した。実際に有権者がいる世帯にかかったのは1050件、うち825人から回答を得た。

福島民報社

最終更新:7月6日(水)12時41分

福島民報