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【欧州選手権】武田修宏氏が4強を分析…優勝はこの国だ!

東スポWeb 7月6日(水)16時38分配信

 フランスで開催されている欧州選手権は6日(日本時間7日)にポルトガル―ウェールズ、7日(同8日)にドイツ―フランスの準決勝が行われる。激戦必至の2試合を本紙評論家の元日本代表FW武田修宏氏(49)が徹底分析。優勝の行方を占った。

【武田修宏の直言!!】ベスト4に残ったチームは「順当」と「予想外」に分かれた感じだね。順当なのは2年前のブラジルW杯王者のドイツと開催国フランス。予想外だったのはポルトガルと初出場のウェールズ。とはいえ、いずれもチームカラーがハッキリしていて、見ごたえのある試合になるのは間違いない。

 4強の激突を予想する前に振り返っておきたいのは、準々決勝のドイツ―イタリア戦。今大会、特に目を引いたのがドイツとイタリアの進化だったので、これが事実上の決勝戦と見ていた。MFメスト・エジル(27=アーセナル)を中心にパスをつないで保持率を高めるドイツに対し、組織的な守備に攻撃性を高めたイタリア。戦術、戦略、個人能力、ベンチワークとすべての面で世界最高の基準にあり、PK戦までもつれたのも納得だった。

 そこを勝ちきったドイツはやはりW杯王者。準決勝のフランス戦は地元の大声援を敵に回す。実力的にはドイツだが、フランスも今大会全チーム最多の11得点と攻撃陣が絶好調だけに油断はできない。イタリア戦の死闘による疲労の回復具合も気になるところだ。

 一方のポルトガルとウェールズはFWクリスチアーノ・ロナウド(31)とガレス・ベイル(26)というレアル・マドリード所属の大黒柱がチームをけん引する。ともに大エース頼みのサッカーで戦い方はシンプル。お互い出場停止選手がいて総合力が問われるが、優勝するまでの力はないと見ている。

 優勝はドイツだろう。FWマリオ・ゴメス(30=ベシクタシュ)を故障で欠くが、若手とベテランのバランスの良さは健在で、試合運びも安定している。あとは、今大会PK失敗で自信を失っているMFトーマス・ミュラー(26=バイエルン・ミュンヘン)が復調すれば盤石だ。

☆武田修宏:たけだ・のぶひろ=1967年5月10日生まれ。静岡県出身。幼少期から「天才少年」と呼ばれたストライカー。名門・清水東(静岡)から86年に読売クラブ(現東京V)入り。ルーキーながら11得点を挙げ、リーグVに貢献し、MVPにも選出された。Jリーグ発足後はV川崎や磐田、京都、千葉などでプレー。00年には南米パラグアイのルケーニョに移籍。01年に東京Vに復帰し、同シーズンで現役引退した。Jリーグ通算は94得点。JSL時代も含めれば152得点を挙げた。87年に日本代表に選出。93年米国W杯アジア最終予選でドーハの悲劇を経験した。

最終更新:7月6日(水)16時38分

東スポWeb