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TBS社長「ねつ造ではない」と否定…結果に手を加えず「編集」主張

デイリースポーツ 7月6日(水)15時15分配信

 TBSが6日、定例の社長会見を同局内で開いた。6月19日放送のクイズバラエティー番組「珍種目No.1は誰だ!?ピラミッド・ダービー」で過剰な演出があった問題を受け、武田信二社長は「行きすぎた編集だった」と認めつつ、「決してねつ造ではない」と発言した。

 武田社長は「行きすぎた編集だと認識しております。決してねつ造ではないと思うんですが、出演者へのご説明とか作業を省いてしまったりしてこういうことが起きた。二度と起きないように丁寧な対応(をしてほしいの)と、行きすぎた編集がないようにお願いしているところです」と語った。

 問題が発生した原因についてはプロデューサーがすべての編集段階を通してチェックしておらず、撮影・編集の過程で分業している各チームの連携が取れていなかったことを挙げた。編成担当者は「一番最初から最後までチェックする人間がいなかったことが大きな原因だと思っております」と説明した。

 問題となっていたのは「双子見極めダービー」という企画。出演者の顔相鑑定士・池袋絵意知氏が番組内で問題を最後まで回答していたにもかかわらず、4問中3問目で池袋氏が脱落したように表現された上、CG処理でその場にいるはずの同氏の姿が消される編集がなされた。

 池袋氏は後日、自身のブログで問題点を怒りの指摘。番組の担当プロデューサーが同26日に池袋氏に直接謝罪した。7月5日には、番組の公式サイトに「事前に説明や了解を得ることなく画像を加工し、行き過ぎた編集がありました」などとする謝罪文を掲載した。

 ねつ造ではないとする理由を武田社長は「1位は放送の通り1位で、問題を指摘された方は4位だった」とゲームの結果自体に手を入れていないことを挙げた。ただ、視聴者の信頼を損なう事象のため「ここまでやって何が得られるかというところですよね。その辺をみんなで議論してもらいたい」と語った。

 編成担当者は「頑張っていただいた方への敬意が抜け落ちていた。それで実務的に作業が進んでしまった。『こういうことで編集上やりました』とご了解をいただいていれば良かったのですが、残念でダメだったのは了解をとらずに放送にいたってしまったことだと思います」と反省。現時点で担当プロデューサーと池袋氏との話し合いが継続中であることから、関係者の処分については「現段階で決まっていることはありません」とした。

最終更新:7月6日(水)15時43分

デイリースポーツ