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トヨタが込める強い「想い」/新型 86(後期型) 発表会レポート

オートックワン 7月6日(水)9時20分配信

マイナーチェンジでは異例の発表会開催に、その強い「想い」を感じる

スバルとの共同開発で誕生したトヨタのFRスポーツカー「86」(ハチロク)。2012年のデビュー以来、年を追うごとに様々な改良を加え、走りの性能を進化させてきた。そして5年目に突入した今年2016年、いよいよ大規模なマイナーチェンジを実施。そのお披露目が富士スピードウェイで行われた。

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通常ならマイナーチェンジモデルでわざわざ発表会をやる機会は少ない。トヨタがいかにハチロクに対し特別な想いを持っているか、改めて実感させられる。

イベントではまず、86の開発を統括するトヨタ自動車 スポーツ車両統括部 ZR チーフエンジニア(CE) 多田 哲哉氏が登壇。新型86の開発にまつわる「想い」を語った。

その話に欠かせない存在が「ニュルブルクリンク24時間レース」参戦車両のことだ。

デビュー前からずっとニュルで鍛えられ続けてきた「ハチロク」

ハチロクはデビュー以来、いやデビュー前からニュルにこだわってきた。耐久レース、しかも世界一過酷なサーキットでの参戦で、年々鍛え上げられていった「TOYOTA GAZOO Racing 86」86号車は、2014年に見事激戦区のSP3クラス優勝を成し遂げた。

多田CEはこの86号車について『完成度高く、意のままに操れる理想のFR』だと評価。これを市販モデルへ昇華すればユーザーに驚きとともに喜んでもらえると確信したという。

そして、ニュル仕様の思想・技術をそのまま市販モデルへ落とし込んだ 究極の86とも言うべき「86 GRMN」を限定100台で発売 。瞬く間に完売させたのだった。

いっぽうで多田CEは、通常の86についても同様に思想・技術を落とし込んだ。それこそが今回発表の新型86ということになる。

ただの進化ではなく、ただの年次改良でもない!

新型の狙いは3つ。

1.走りの深化/2.空力デザインの深化/3.対話の深化だ。進化ではなく「深化」。その改良は多岐に渡る。

詳細については 既に公開済みの新型車解説記事 と、近日公開予定の試乗レポートに譲りたいが、何より注目したのが、多田CEがプレゼン中しきりに口にした「後期型」という表現。

今回のモデルが単なる年次改良ではなく、きっちりと「深化」し生まれ変わった新生86に対する、アツい決意表明と受け取った。

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最終更新:7月6日(水)9時24分

オートックワン