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糸井重里が犬と猫と人間をつなぐ『ドコノコ』 「チューできるのが家族。」

SENSORS 7/6(水) 12:00配信

コピーライターでwebサイト『ほぼ日刊イトイ新聞』主宰の糸井重里氏が犬や猫と人間が仲良くなるためのアプリ『ドコノコ』をリリースした。犬や猫の写真にちょっとコメントをつけて、自分の「本」を作り上げるように育てていける楽しみと、ご近所登録できるので近くに住んでいる飼い犬・猫や野良の子とも仲良くなれる仕組みが売りだ。迷子探しのときにも役立つらしい。2年もの歳月をかけたという渾身のアプリの背景と開発意図を取材した。

「チューをされてもいいのが家族」。ペットは家族です。

筆者の家には猫がいる。名前は『イカ』。いままでもInstagramなどの人間用のSNSに愛猫の写真をあげることはあるが積極的に毎日あげることはなかった。また、海外にあるペットのためのSNS(例えば『Unitedcats』)に愛猫を登録したり、他のwebサービスで日記をつけたりもしてみたが、全て続かなかった。ただ『ドコノコ』はダウンロードしてからほぼ毎日、愛猫の写真をポストしている。眠る前のリラックスタイムに開いてアプリ内に並んでいる犬や猫のまぬけでかわいい写真を見て癒やされている。

なぜ『ドコノコ』は毎日使いたくなるのか?眠る前のリラックスタイムに見ても疲れないのか?それは犬や猫が主役で、人間が脇役であるという立ち位置が明確になっているからである。数多あるペットアプリやサービスの中で、犬や猫たちが喜んで登場してくれるアプリはどのようにして生まれたのか?企画・監修を手がけた糸井重里氏に伺った。

--糸井さんが犬・猫専用アプリ『ドコノコ』をリリースしたと聞きちょっと驚きました。なぜ、いま、犬・猫専用アプリをリリースしたのでしょうか?

糸井: 実はスマホアプリをリリースするのはこれが初めてなんです。
そして、自分が犬(名前:ブイヨン)を飼っているという前提がなければ、2年もの歳月を掛けてこのアプリを生み出すということは出来なかったと思っています。

アプリを作ろうと思った背景には自分の中でずっと気になっているテーマがあったからです。それは「ペットは家族なのか?ペットは飼っている人にどういう意味がある存在なのか」というもの。

まず「ペットは家族なのか?」という疑問に関しては、「チューをされてもいいのが家族」と決めました。ある人にとっては人間の亭主以上にペットが家族と思う人もいるかもしれないですが、そういう家庭がすごく増えてきていると思います。それぐらいペットと家族が近くなってきていると思うのです。

さて、そうなると自分の家の犬・猫はいいけど「家のない犬や猫はすごくかわいそうだなぁ」と思うようになりました。 昔は野良犬と外犬(ペットだけど家の外で飼われている犬)との区別があまりなかったんですよね。雨にうたれてすごく粗末に扱われている飼い犬とかが居ましたが、いまは家のある犬・猫と家の無い子の差が以前に比べて広がっているな、と。同じ犬・猫なのに格差がありすぎて可哀想だなあ。と思うようになりました。

あと、捨てられた動物を保護して新しい家族を見つける活動をしている『ランコントレ・ミグノン』という団体と関わっている中で、犬・猫にとっても人間にとっても「家族を見つけること」がとっても良い事であることがわかったんです。

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最終更新:7/6(水) 12:00

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