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トヨタが自動運転競争で海外勢からも一歩リード、日産はどう出る?

ReadWrite Japan 7/6(水) 22:30配信

2016年、自動車業界は自動運転やその将来についてのアナウンスでその時間の大半を費やしているが、ところによっては試作品が出てきていたり競争の動きが出てきており、2017年に向け目が離せない状況になってきた。

リサーチ企業のLux Researchは、主要な12社の自動運転車におけるビジネスの取り組みおよび技術的評価についてグラフ化している。

◇グラフ
http://readwrite-images.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp-content/uploads/2016/07/28150841/160628-toyota2.png

上記のグラフにあるように、今のところリードしているのはトヨタとMercedes Benz、そしてホンダの3社だ。TeslaとBMWも遠くない位置につけているが、この報告では「この2社は自動運転に関してはライバルを押しのけようとしておらず、様子見の姿勢だ」と主張している。これは、投資やパートナーシップ、デモで発表された内容の出来などから判断している。

続いて、DaimlerとHyundaiの2社も技術およびビジネス活動の評価で高いところにつけている。Audiの技術はもっともな評価を得ているが、BMWやMercedes Benzが行っているほどの投資やビジネス活動は行っていない。

アメリカの2大メーカーであるGMとFordはどちらもパッとしない。この2社はヨーロッパのライバルたちと比べ、技術およびビジネス活動の評価が低めだ。日産・ルノーはさておき、2社は周りから大きく引き離されている。


■白熱する自動運転の技術開発競争とその行方

GMは自動運転車市場への投資に本腰を入れ始め、3月には乗車シェアリングアプリ『Lyft』とのパートナーシップに5億ドル、Cruise Automationの買収に10億を投入した。その様子を横目に見ながら、Fordは、Googleとの提携により自社が抱える自動運転技術の欠陥をどうにかしようと考えているところかもしれない。

PSAグループとFCA(フィアット・クライスラー)はどちらもグラフに載っていない。PeugeotおよびCitroenを支配下に置くPSAグループは、今のところフランスで唯一自動運転車のテストを行う許可を持っている。FCAは提携を結んだGoogleに100台のバンを提供したが、同様の提携をUberやAmazonとも結ぶことを考えているかもしれない。ちなみに、トヨタはすでにUberと提携している。

日産・ルノーの現状や、Audiの投資の少なさ(ライバルたちと比べて)は見てて心配になるが、運転手無しのレベル4「完全自動走行システム」搭載車が路上を走るための具体的な法整備が始まるまでには、まだ3年ほどかかる。どの企業にとっても、自動運転車の取り組みを改めるのに十分な時間が残されていると言えるだろう。

◇参考資料:経済産業省と国土交通省が今年の3月に出した「自動走行ビジネスにおける今後の取り組み方針の概要」について
http://www.meti.go.jp/press/2015/03/20160323001/20160323001-3.pdf

直近では、日産(・ルノー)が今月22日に開いた株主総会において、2016年後半に新型「自動運転車」と「新ハイブリッドコンパクトカー」を公開すると発表した。同社は「複数のパートナーシップの戦略的な推進、拡充によって経営の効率化を推し進めている」とのことだ。三菱を傘下にしたこともあり、今後の動向が気になる存在である。

白熱する技術開発競争。その競争の行方はまだ誰にもわからない。

ReadWrite[日本版]編集部

最終更新:7/6(水) 22:30

ReadWrite Japan

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