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<参院選>自民先行、追う民進…公明と共産競る 終盤、無党派層が鍵

埼玉新聞 7月6日(水)10時30分配信

 10日投開票の参院選について、埼玉新聞はこれまでの取材や調査を加味して埼玉県選挙区(改選数3)の終盤情勢を分析した。それによると、自民現職の関口昌一氏(63)が依然、頭一つリード。民進現職の大野元裕氏(52)が混戦から抜け出しつつある。残り1議席を巡り、公明現職の西田実仁(53)と共産新人の伊藤岳(56)両氏が激しく争っている。

 有権者の半数近くが投票態度を決めておらず、投票率(2010年=55・83%、13年=51・21%)の高低によっては情勢が変わる可能性がある。当選ラインを「65万票」に設定している陣営が多く、今後、都市部の無党派層を取り込めるかが、浮沈の鍵を握りそうだ。

 10年参院選で65万票を獲得し、トップ当選を果たした関口氏は各年代、地域から幅広い支持を集めている。県連幹部は「気の緩みが一番怖い」と引き締める。7日には選対会議を開いて情勢を分析し、最後にテコ入れが必要な地域を決め、終盤戦に臨む方針。

 再選を狙う大野氏は連合埼玉などの支援を受け、民進支持層固めに全力を注ぐ。旧民主は13年参院選で議席を失っており、陣営幹部は「絶対に落とせない戦い。新しい支持者をいかに増やせるかが鍵」と述べ、若年層や無党派層への支持拡大に努める。

 3選を期す西田氏は公明支持層を固め、自民支持層への浸透も図っている。推薦を受ける自民幹部が続々と県内入りし、西田氏への支持を呼び掛けている。選対幹部は「厳しい戦い」とし、6日には山口那津男代表が公示後、4度目となる埼玉応援に入る。

 伊藤氏は共産支持層を固め、議席獲得へ向け動きを強める。選対幹部は安全保障法制の廃止など安倍政権への対決姿勢を全面に出し、政権への批判票の取り込みに躍起。「終盤戦は、街宣活動を重視し、無党派層を取り込みたい」との戦略を描く。

 おおさか維新の新人沢田良(36)、日本のこころの新人佐々木知子(47)、諸派の新人小島一郎(45)の3氏は支持が広がらず、厳しい戦い。

最終更新:7月6日(水)10時30分

埼玉新聞