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ウルトラマン誕生50年 今も愛される理由 コレクション公開、「A」は岡山ロケも

山陽新聞デジタル 7月6日(水)16時0分配信

 誰もが知っている特撮テレビ番組「ウルトラマン」は今年で放送開始から50年になる。テレビ初登場は1966年7月10日。番組をPRするイベントが放映され、1週間後の17日に放送が始まった。半世紀の歴史の中で、ウルトラマンA(エース)は岡山ロケを行った。岡山市にはコレクションを無料公開しているファンもいる。国内外、世代を問わずに人気を集めるわれらのウルトラマン。その岡山ゆかりの話題を紹介する。

 円谷プロダクションがウルトラマンを誕生させた66年、岡山では空襲で焼け落ちた岡山城天守閣が再建されている。64年の東京オリンピックを契機にカラーテレビが広がりつつあったころ。ウルトラマンだけでなく、映画「大怪獣ガメラ」(65年)などの影響もあって怪獣おもちゃブームも起きた。岡山市内のおもちゃ屋でも売れ行きが好調だったようで、67年4月の山陽新聞も記事を掲載している。

カブトガニ超獣

 岡山でのウルトラマンAのロケは72年。この年の7月に夏の怪奇シリーズとして放送された15話「黒い蟹(かに)の呪い」と16話「怪談・牛神男」だ。

 「黒い蟹の呪い」は前年に開園した鷲羽山ハイランド(倉敷市)などで撮影が行われた。登場する大蟹超獣キングクラブはカブトガニの超獣という設定だった。

 ロケと同じ年に新幹線の新大阪―岡山間が開通したためか、「怪談・牛神男」には超獣攻撃隊「TAC」の隊員が私用のため新幹線で岡山を訪れるシーンもある。

 牛神超獣カウラは、牛の鼻輪を集めて供養している「鼻ぐり塚」(岡山市北区吉備津)から鼻輪を持ち帰った青年が変身した姿。瀬戸内市牛窓地区の牛窓オリーブ園で暴れ回り、牛窓地区の地名の由来という牛鬼伝説をほうふつとさせる。

 鼻ぐり塚を管理する宗教法人福田海本部の山主・多田伊之輔さん(93)は超獣を鎮めるために祈る役の一人として出演したという。娘で代表役員・多田順子さん(67)は「子どものころ見ていたといって、今でも塚を見に来る人がいますよ」と話す。

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最終更新:7月6日(水)16時0分

山陽新聞デジタル