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走りの純度を高め、より“懐が深い”乗り味へ/トヨタ 86[後期モデル] 試乗レポート

オートックワン 7月6日(水)18時47分配信

日本のスポーツ系モデルのマイナーチェンジを振り返ってみると「尖っていたのをまろやかにする」と言う変更が非常に多かった。もちろん、従来モデルのネガを消していくことで走りは良くなるのは間違いないのだが、当初のコンセプトがぼやけてしまう事が多い。

走りの純度を高め、より“懐が深い”乗り味へ/トヨタ 86 [画像66枚]

ただ、トヨタ86初の大幅改良はそうではない。

全ては『お客様の驚き=期待を超える』為に

開発責任者の多田哲哉さんは「スポーツカーを進化させる上で最も重要な事は、正常進化やユーザーからのフィードバックも否定しませんが、『我々がどんなスポーツカーを作りたいのか?』だと思っています。全ては『お客様の驚き=期待を超える』だと思っていますので、今回のビッグマイナーチェンジは全てをやり直しています」と語る。

そんな大幅改良モデルのポイントは4つ。

エンジンルームやホイールハウスなどの剛性アップ

1つ目は“体幹”をより鍛えたこと。

車体はこれまでの年次改良でも剛性のアップが行なわれているが、今回は更にエンジンルーム内のV型のブレース取り付け部の剛性アップ、リアはホイールハウス内にパッチの追加とスポット溶接追加、フロアトンネルのブレースの板厚アップなどがプラスされている。この車体とあわせてバネ/ダンパー(ショーワ製)/スタビライザー、電動パワステの特性などを再チューニング。VDCにも手が入っており「トラックモード」が追加されている。また、これまでディーラーオプションだったザックスダンパーも純正オプションとなっている。

NAチューンの王道

2つ目はMTモデルのパワートレインの出力アップだ。

吸排気系の効率アップ、内部のフリクション低減、ブロックの剛性アップなど“NAチューンの王道”により、最高出力は200psから207ps、最大トルクは205Nmから212Nmにアップ。このエンジンを活かすためにファイナルギアは4.1から4.3に変更。JC08モード燃費は若干悪化してしまったが、実燃費ではほぼ変わらないそうだ。

空力操安を高いレベルに引き上げた

3つ目はエクステリアの変更だ。

エクステリアは、従来モデルよりワイド&ローが強調されたデザインのフロントバンパーにウインカー内蔵のフルLEDヘッドライト、86エンブレムに代わりフィンが追加されたフェンダーガーニッシュ、LEDリアコンビランプ、リアバンパー、新デザインのリアウイング、アルミホイール(17インチ)などを変更。

これらは単に“意匠の変更”ではなく、全て機能部品であると言う点だ。86の空力操安はダウンフォースで抑え込むのではなく、空気を整流させることで操安に役立てているのだが、後期ではそのバランスがより高いレベルに引き上げられている。特に新形状のリアウイングは、あり/なしで走りが大きく変わると言う逸品だそうだ。さらに今回は新たに“電子”の力を用いて車両側面を流れる空気を整えるアイテムも投入されている。

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最終更新:7月6日(水)18時47分

オートックワン

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