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田辺の闘鶏神社で無許可伐採 世界遺産の追加登録候補

紀伊民報 7月6日(水)16時46分配信

 世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に追加登録が見込まれている国史跡、和歌山県田辺市東陽の闘鶏神社(長沢好晃宮司)が、市の許可がないまま社叢(しゃそう)の樹木を伐採していたことが6日、分かった。市教委文化振興課は「文化財としての認識が甘い。適切な指導をしたい」と話している。

 同神社は文化財保護法で保護されており、世界遺産に追加登録されればコアゾーンとなる。伐採や開発には市教委の許可が必要だが、同神社は申請していなかった。

 無許可伐採があったのは、同神社が所有する県道沿いの山林地の斜面で、延長約30メートル、幅約7メートルにわたってクスノキやシイ、カシ類などが20本以上切られていた。直径約60センチの大木もあった。

 市教委文化振興課によると、伐採されたのは1日で、第三者の通報により、市が3日に確認した。県教委文化遺産課を通じて、文化庁に報告し、対応を協議している。

最終更新:7月6日(水)18時13分

紀伊民報