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ヘルメット、園児も助成 白山市、自転車事故のけが防げ

北國新聞社 7月6日(水)3時0分配信

 白山市は自転車ヘルメットの購入費用の助成制度について、対象を従来の小学生のみから、園児にも拡大する。幼少期から着用の習慣を身に着け、事故時の重傷化を防ぐことが狙いで、助成の手続きを簡略化して利用を促す。今月から、市内の事業協力5店舗で利用可能な助成券を配布する。

 同制度はヘルメット1個に付き千円を助成する。昨年6月下旬に市内で自転車の児童の重体事故が2件相次ぎ、翌月から始めた。ただ、対象は小学生のみで、助成の方法も保護者がレシートを市役所に持参し、後日に保護者指定の金融口座に助成金を振り込む形を取っていた。保護者は市役所に出向かねばならず、還付にも時間がかかり、改善を求める声が上がっていた。

 新たな制度では、小学生に加え、6歳未満の幼児も対象にする。保護者は子どもが通う小学校、幼稚園・保育所に助成券を申請し、受け取る。子どもが入園・入所前の場合や、市外の小学校などに通っている場合は、市役所に申請書を直接提出し、助成券の交付を受ける。助成券は市内5カ所の協力店舗で使用でき、ヘルメット購入時にその場で千円の値引きとなる。

 助成は、保護者が自転車の前後の座席に幼児を乗せる場合のヘルメットも対象となる。助成は3年に1回受けられる。

 市によると、助成制度の対象となる市内の小学生は約6600人、6歳未満の幼児は約4200人という。交通事故総合分析センター(東京)が2012年にまとめた調査結果では、自転車乗車時の死亡事故のうち約6割が頭部を損傷していた。ヘルメットを着用すれば死亡率が4分の1に減るとのデータもあり、市は「ヘルメットで助かる命があるということを強く訴え、助成制度の活用を勧めていきたい」(地域安全課)としている。

北國新聞社

最終更新:7月6日(水)3時0分

北國新聞社