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北浜・最後の相場師 社長からトップセールスへ華麗な転身 畠中平八(上)

THE PAGE 7/9(土) 11:00配信 (有料記事)

 ”平ちゃん”の愛称で親しまれた、”北浜最後の相場師”畠中平八(はたなか・へいはち)は昨年95歳でこの世を去りました。金田証券社長、須々木証券のセールスマンを経て、岩井証券(現岩井コスモ証券)社長を務めた畠中は、相場師としてはもとより、おごったところがなく、人がよいことでも知られていました。生前の畠中との交流もあった、市場経済研究所の鍋島高明さんがその投資家人生を解説します。

株式界を代表する西の論客相場師

畠中平八は戦後、大阪の北浜に復帰、27歳で老舗の金田証券に入る。そして13年間勤務を経て社長に就任する。その時株の専門紙は「場立ち上がり、手振りで産をなし、金田証券を買収した」とし、畠中の横顔をこう伝えている。

 「小僧、場立ちと苦難の時代はあったが、常に相場を愛し、相場に体を張ってきた。30歳代で資産をなし、金田証券を手中に収めた立志伝中の人だが、おごったところは全くなく、涙もろく、人のよい『北浜の平ちゃん』で親しまれてきた。論談の世界においても東の石井久・立花証券社長に対し、西の畠中平八・金田証券社長の強弱観は常に重きをなし、氏の一挙手一投足は投資家の注目の的であった。根っからの相場師である」

 株式界を代表する東西の論客相場師、畠中は昨年95歳で他界、その後を追うかのように石井久が今年4月93歳で死去した。この2人より20歳ほど先輩に当たる”相場の神様”山崎種二も90歳だった。「売った」「買った」の身を切り刻むような相場の世界で長命を保つのは至難の業のようにみられるが、戦後の株界を代表する3人がともに卒寿を超えたのは快挙と呼ぶべきであろう。本文:4,320文字 この記事の続きをお読みいただくには、THE PAGE プラスの購入が必要です。

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最終更新:8/19(金) 18:49

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