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2015年度習い事市場規模は1兆9,699億円…外国語教室など好調

リセマム 7月7日(木)11時45分配信

 2015年度のお稽古・習い事市場規模は前年度比0.3%減の1兆9,699億円であったことが、矢野経済研究所が7月6日に公表した調査結果より明らかになった。ビジネス需要や、幼児・子ども向け教室の受講者が増えている「外国語教室」など3分野で前年度を上回った。

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 国内のお稽古・習い事市場の調査は、矢野経済研究所が2016年4月~6月に実施。主要カルチャーセンターや主要フィットネスクラブ、主要通信教育事業者、そのほか習い事サービス提供事業者などを対象に行われた。

 なお、本調査におけるお稽古・習い事とは、先生(師匠・講師・コーチ)が一般消費者(大人・子ども・幼児いずれも含む)に教えるもので、民間事業者が運営する教室・スクール、公民館など公的施設で開催されるサークル・催し、講師個人宅で開かれるお稽古、通信教育やインターネットを介したeラーニングなどを指す。ただし、資格取得やプロフェッショナル養成を目的とする専門学校などは含まない。市場規模はレッスン受講者から支払われる受講料ベースで算出した。

 2015年度のお稽古・習い事市場規模は受講料ベースで、前年度比0.3%減の1兆9,699億円。分野別にみると、「スポーツ教室」6,510億円(構成比33.0%)、「日本文化教室(華道・茶道・書道・日本舞踊・囲碁・将棋・短歌・俳句・着付け)」3,208億円(構成比16.3%)、「外国語教室(通学・通信講座)」3,100億円(構成比15.7%)の順だった。

 少子高齢化による対象人口の減少により、多くの分野で前年度割れとなったが、子ども向けの教室が堅調に推移している「スポーツ教室」、ビジネス需要や幼児・子ども向け教室の受講者が増えている「外国語教室」、男性の参加者が増加している「料理教室」の3分野では前年度を上回った。

 本調査に関連して2016年4月~5月に首都圏や近畿圏、そのほかの政令指定都市(熊本市除く)に住む20代~60代を対象に消費者アンケートを実施。現在もしくは過去1年以内にお稽古・習い事を実施している人、今後1年以内に実施予定の人合わせて1,083人のうち、「インターネットの無料動画配信サービスを用いた独学によるお稽古・習い事」を、複数回利用したことが「ある」と回答した人は19.2%だった。

 独学で実施した習い事の種類は、「語学・外国語」が57.7%と過半数以上を占め、ついで「フィットネス・スポーツ」21.6%、「音楽(楽器・唄)」17.3%だった。また、無料動画配信サービスを利用した独学を選択した理由は、「教室に通う時間がない」が42.3%ともっとも多く、ついで「自分の都合に合わせて利用できる」と「自分のスキルに合わせて利用できる」がいずれも37.5%と続いた。

《リセマム 外岡紘代》

最終更新:7月7日(木)11時45分

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