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サクラセブンズ浅見HC“リオ五輪で勝つためには…”

東スポWeb 7月7日(木)10時0分配信

 リオデジャネイロ五輪で92年ぶりに復活したラグビー。アジア予選を勝ち抜き、メダル獲得の期待がかかる7人制ラグビー日本女子代表の強化に携わってきたのが浅見敬子ヘッドコーチ(HC=39)だ。女子ラグビーの創成期から先頭に立ってけん引してきた指揮官は“サクラセブンズ”をどうやって強化したのか。身体能力で劣る日本人選手が世界で勝つ秘訣を語った。

 ――合宿に選手の口から「きつい」という声が上がっている

 浅見:結構きつく追い込んでますからね。アジアでは少しのミスはすぐに取り戻せましたけど、世界ではそのミスが簡単に失点につながってしまう。そこを改善して自信を持ったプレーをできるように、時にはコンディション度外視でやっています。

 ――五輪で警戒すべきチームは

 浅見:やはりトップ4(ニュージーランド、オーストラリア、カナダ、イングランド=五輪では英国)は、選手のアスリートとしてのレベルが本当に高いです。私も(現役時代に)ニュージーランドでプレーしましたけど、文化としてラグビーが根付いているので違いが大きいですよね。警戒というより、どう倒すかワクワクします。

 ――強豪が集う国際大会「ワールドラグビー女子セブンズシリーズ」では苦戦した

 浅見:少し前までは単純にボールを力でもぎとられたり、ボールに触らせてもらえないとかパワーやスピードでついていけない状況もありました。ただ今大会では順位こそ上がってこないですけど、スタッツ(試合のデータ)の数値自体は上がってきているので前向きに捉えています。

 ――やはり勝機は組織力にある

 浅見:私は練習でもあまり「チームで――」とは言わないようにしているんです。もちろん何かイレギュラーが起きたときにチーム内で厳しく言い合うことはやってほしいですけど、個人が勝たないとチームとしても勝てないと思っています。組織は最後でいいと、(大会では)いつもメンバーが決まってから戦術をやっていますね。

 ――個人としての日本人選手の強みは

 浅見:外国人選手も人間なので(男子15人制の)エディージャパンでもそうでしたけど、ハードワークするという部分ですね。相手が1つの仕事をするところを私たちは2つ、3つとやっていく。それくらいプラスアルファを持たないと対等には戦えないと思っています。

 ――他競技から情報も得ている

 浅見:試合はよく見ていますし、私たちは五輪を知らないので、ソフトボールとかスマイルジャパン(アイスホッケー)の関係者の方に来てもらいましたね。ミーティングで「五輪には魔物がいる」とか裏話を教えていただいています。

 ――サッカーなでしこジャパンなど日本女子は近年の五輪で活躍した

 浅見:(ロンドン五輪銀メダルの)なでしこジャパンはW杯も優勝していますし、同じボール競技で私たちに望みを与えてくれたと思いますね。今回出れないということで、その分も頑張りたいですね。

 ――周囲はメダルを期待している

 浅見:初めて正式競技に加わる五輪に男女揃って行けるだけで喜びですけど、このチームが始まった時に金メダルと目標を立てています。日本代表として「3位や入賞でいい」は失礼ですし、世界一を目指し続けたいので、選手がそれを体現できるように指導していきたいと思います。

 ☆あさみ・けいこ 1977年3月4日生まれ。東京都出身。日体大女子ラグビー部からニュージーランド留学し、その後は地元クラブでプレーした。96年には15人制の女子日本代表入りし、2002年W杯に出場。04年には7人制日本代表にも選出された。07年に現役引退し、指導者に転身。代表コーチを経て、12年に7人制代表ヘッドコーチに就任した。

最終更新:7月7日(木)10時27分

東スポWeb

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。