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綾野剛『FINAL FANTASY』が人生観にも影響。忽那汐里も興味湧く

Movie Walker 7月7日(木)12時27分配信

全世界1億1500万本以上の売り上げを誇るRPG「FINAL FANTASY」シリーズの長編CG映画『KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV』(7月9日公開)で、綾野剛と忽那汐里が声優に挑戦した。「『FINAL FANTASY』の大ファン」だという綾野と、「ゲームの映画化ということにも非常に興味が湧いた」という忽那に、本作への熱い思いを聞いた。

【写真を見る】綾野剛と忽那汐里が声を吹き込むニックスとルナフレーナ。圧倒的な映像美に驚かされる

本作は、人気RPG「FINAL FANTASY」シリーズ最新作「FINAL FANTASY XV」と同じ世界、時間、キャラクターで描く、もう一つの物語。ゲーム制作と同じチームによって、世界最高水準のCG技術をフルに盛り込み、「FINAL FANTASY」の世界をスクリーンに登場させる。綾野が、物語の鍵を握る王直属部隊「王の剣」の隊員・ニックス役を、忽那が「神凪(かんなぎ)」の巫女・ルナフレーナの声を演じる。

声優初挑戦となった綾野だが、「僕は役者を13年ほどやっていますが、やはりそれでも自分のキャパでは足りていません。それは素直に認めないといけない。声優業をプロとしてやっている方は、根本的にエンジンの質が違う。圧倒的な差があります」とキッパリ。「役者として培った経験を、どれだけ声優の世界に活かすことができるのか。そして芝居をする時は常にそうですが、自分たちができる最大の努力をもって作品に向かう。その姿勢だけは崩さないようにしようと思いました」とプロの声優への敬意と、自身の力の足りなさを認めた上で、「役者としてできる表現」に挑んだ。

一方の忽那も「綾野さんがおっしゃるように、どうしても声優の方々との力の差は気づいてしまうもの。本当に難しかったです。自分の限界も目の前で見てしまうような感じがして、たくさんの挑戦も、挫折もして。色々な葛藤や感情を乗り越えながら演じたような気がしています。すごく勉強になりました」と並々ならぬ苦労があった様子。「助けとなったのは、映像を目で確認して、状況をしっかりと見つめていくこと。普段絶対に使わないセリフばかりでしたので、見ている方に対して丁寧な伝え方ができるように心がけました」と新たな世界に飛び込み、充実感をにじませる。

アフレコでは「汗だくになっていました」と忽那。「綾野さんも汗だくで、タオルを持ってきていましたよね」と明かすと、綾野は「首をつかまれるシーンでは自分で首をつかんでやってみたり、足を引きずるシーンでは、腿を叩きまくって実際に足を引きずってみたり」と試行錯誤した時間を振り返り、思わず笑顔がこぼれる。

「『FINAL FANTASY』の大ファン」だという綾野だが、オファーを受けた時の感想を聞くと「ファンの立場としては『プロの声優さんに任せろよ』と思いますよね」と正直な言葉が飛び出す。「でも僕はファンとして、『FF』を1人でも多くの方に知っていただきたいんです。10代の頃から『FF』をやっていますから、今の『FF』の盛り上がりと、当時の盛り上がりに根本的な違いを感じていて。あの頃の波を今の10代の子たちがどれほど認知しているのかと考えると、もっともっと『FF』を知ってもらいたいと思う。今回、僕と忽那さんが声優をやることによって、『FF』というゲームや世界観があるんだと知ってもらって、新たなファンが生まれたとしたらすごくうれしい」と“媒介”となる喜びを語る。

さらに「それが『FF』への恩返しになるなら」と熱い思いをほとばしらせ、「RPGから受けたものは、今の僕の芝居や人生観にももちろん影響している。男って単純ですから」という綾野。「“光と闇”という概念を『FINAL FANTASY』というタイトルで打ち出し続けているところに、まったくブレない素晴らしさを感じる」とその魅力を語ると、止まらない。

「これまでゲームを経験してこなかった」という忽那は、「今回の映像を見た時に、実写だと思うくらいに美しくて。人物の動きや話し方、仕草に違和感がないだけではなく、背景の作り込みも含めて、実際に人間の視点で見ているような感覚に陥ったんです。こんなにも技術が進化しているのかとすごく衝撃を受けました」とすっかり虜となったことを告白し、「みなさん本当に驚くと思う。ハマっていただけたらうれしい」とにっこり。早くも新たなファンを見つけることができた綾野は「忽那さんはシリーズのIV、VI、VIIなんて、どハマりすると思う」とうれしそうに薦めていた。【取材・文/成田おり枝】

最終更新:7月7日(木)12時27分

Movie Walker

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。