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上半期に韓国入りした脱北者749人 金正恩体制で初の増加

聯合ニュース 7月7日(木)14時45分配信

【ソウル聯合ニュース】韓国統一部が7日発表した統計によると、今年1月から6月末までに韓国へ入国した北朝鮮脱出住民(脱北者)は749人で、前年同期に比べ22%増加した。

2011年末に金正恩(キム・ジョンウン)体制が発足して以降、韓国入りした脱北者数が目に見えて増加したのは初めて。このままいけば、今年の年間脱北者数は1500人に迫る見通しだ。

 韓国入りした脱北者の数は、09年は2914人、11年は2706人に上っていたが、12年は1502人に急減し、13年は1514人、14年は1397人、昨年は1276人と減少傾向にあった。金正恩体制下で北朝鮮経済が緩やかに回復したことや、北朝鮮当局が脱北予防に力を入れ脱北を手助けした者への処罰を強化したことが背景とみられる。

 脱北者数が増加に転じた一因として、今年初めの北朝鮮による4回目核実験と事実上の長距離弾道ミサイル発射を受けた国際社会の制裁強化が挙げられる。制裁の影響で北朝鮮本国からの「上納」圧力が強まり、外貨稼ぎのため海外に派遣されている労働者が相次いで脱北している。

 中国浙江省寧波市の北朝鮮レストランから従業員13人が脱出して4月初めに韓国に入国したのに続き、中国陝西省渭南市の北朝鮮レストランからも従業員3人が脱出し、6月初めに韓国入りした。脱北者は入国後、統一部が運営する定着支援施設で韓国社会に適応するための教育を受ける。

 韓国国内に居住する脱北者数は6月末現在2万9543人で、10月ごろに3万人を超える見通しだ。

最終更新:7月7日(木)14時50分

聯合ニュース