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ウェアラブルで競馬業界の清浄化に挑むスタートアップ、フランスに現る

ReadWrite Japan 7/7(木) 22:30配信

日本で好まれている賭け事の一つ、競馬。この業界は、ギャンブラーにとっては楽しいものかもしれないが、馬の死亡率は高く毎年何百もの競走馬が亡くなっている。

この競走馬の死亡率を下げるため、フランスのスタートアップ企業「Arioneo」は心拍や呼吸数、体温を速度や加速と並行して測るウェアラブル『Equimetre』をローンチした。このウェアラブルは、湿度やその他の競走馬の行動や能力に影響を与える環境についても計測を行うことができる。

そうして十分な情報を得たウェアラブルは、スマートフォンやタブレットにその情報を送信する。Equimetreは、レースの準備や将来レースに出る上で問題がないか等の競走馬の評価を騎手や馬主のためにレポートを送るのだ。

多くの情報が提供されることで、レース場での多くの不要な死亡事故は防ぐことができるという。しかし、競走馬がレースに出走できるか保証するための多くの責任は、イベント企画側や馬主にあるだろう。

企画者や馬主がこれまで競走馬の健康に目を向けてこなかったことやレース毎に発生する金銭の量を考慮すると、競走馬の福祉に関する話は、そう簡単には進まないだろう。Arioneoは2017年にこのウェアラブルを出す予定だが、価格や販売時期については明らかになっていない。

◇Britain's prime horse racing school
https://youtu.be/SRsXL7HVSfg


■競馬したい馬はいないだろう

オーバーレースかレース前に事故があった場合、競走馬のフィジカル面がウェアラブルで見ることができるようになっても、メンタル面についての問題が挙げられることになれば活動家たちが反対するだろう。

繰り返しになるが、これらの問題は企画者や馬主がこれまで取り組んでいなかった問題であり、このことが競走馬の出走拒否や、競走馬の行動を豹変させる心理的問題を生んでいる。一度こういった問題が起これば、その競走馬は馬主にとって用無しとなってしまうのだ。

競走馬の健康や福祉への配慮の欠如は競馬業界につきまとう汚点である。しかし、競馬業界が世界的に成長し続けることを考えるのであれば、私たちは企画者の”馬の健康について配慮している”という言葉を疑うべきだ。

ReadWrite[日本版]編集部

最終更新:7/7(木) 22:30

ReadWrite Japan

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