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<女児監禁初公判>25歳被告「現実半分捨てていた」 検察側「ロリコンで再犯可能性」

千葉日報オンライン 7月7日(木)11時11分配信

 小学生の女児=当時(11)=を無理やり車に乗せて監禁したなどとして、監禁、傷害などの罪に問われた東京都江戸川区西小岩4、無職、江崎仁被告(25)の初公判が6日、千葉地裁(藤井俊郎裁判長)で開かれた。江崎被告は起訴内容を全面的に認め「現実を半分捨てていた。25歳で手遅れという気持ちだった」などと動機を述べた。検察側は懲役6年を求刑し結審。判決は来月17日。

 検察側の冒頭陳述などによると、江崎被告は高校、大学をそれぞれ中退し、建設会社などでの仕事も長続きしなかった。両親は仕事でフィリピンに4年間滞在し、江戸川区の自宅でインターネットを使いアダルトサイトや同人誌を閲覧する生活。小学生の女子児童に興味を持つようになり、ことし1月ごろから親族にワゴン車を借り、千葉県内の小学校周辺を物色していた。

 被告人質問で江崎被告は「会社を辞めてから家に閉じこもるようになり、人と関わることも少なくなった。感覚的に人のことが考えられなかったのが原因」とした上で「相手のことより欲を満たそうと思った。人との関係を断ち、人の感情が分からなくなった」などと述べた。

 藤井裁判長は、被害者に受け取りを拒否された謝罪の手紙について「手紙にはあなた(江崎被告)のことは書いてあるが、少女のことを考えていない」と指摘した。

 論告で検察側は「『ロリコン』という根深い性行に基づく犯行で再犯の可能性も高い」などと指摘。弁護側は「他人の人格を無視した卑劣かつ悪質な犯行だが計画的ではなかった」などとして寛大な判決を求めた。最終意見陳述で江崎被告は「自分が社会復帰したら、謝罪の気持ちを持ちながら社会に貢献していきたい」と述べた。

 起訴状などによると、1月25日午後3時50分ごろ、女児の自宅近くの県内の路上で、自転車に乗っていた女児の肩を手で押して転倒させ、近くに停めていた車に押し込んで全治約7日間の右足打撲のけがをさせた。さらに車内で女児の両手を粘着テープで縛って県内などを走行し、同日午後7時20分ごろまで監禁したなどとしている。

最終更新:7月7日(木)13時45分

千葉日報オンライン