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過程の「ふりかえり」対話が成績アップにつながる、そんな対話とは?

ベネッセ 教育情報サイト 7月7日(木)14時0分配信

お子さんが、テストの結果を持って帰ってきた時、いつも、どんなコミュニケーションをとっていらっしゃいますか?

「テストどうだった?」
「何点だった?」
「平均点は?」

など、気になることを、まず質問してしまいますね。そして、平均点より上だと、
「がんばったね。次もしっかりね!」

平均点より下だと、
「ほら、勉強しなかったからでしょ! もっと勉強しなさい」

あるいは、
「今回は残念だったね。次はがんばろうね!」

という感じでしょうか。
いずれにしても、「これからも勉強がんばってね!」というところで終わっていることが多いのではないでしょうか。テストのあとのコミュニケーションをもう少し充実させると、成績もどんどん上がっていくようですよ。

大切なのは点数ではなく、過程の「ふりかえり」

コーチングを学んで10か月目のKさんは、日頃、中学1年生の息子さんをコーチングの練習相手にしているそうです。点数や順位がどうであれ、良し悪しの評価をしないで、質問から入ります。

「今回の結果についてどう思う?」
「……いまいち」
「どういうところが、いまいちと思うの?」
「うーん、これはできたけど、これはまちがえた」
「そうか、どうだったらよかった?」
「これも全部できるといい」
「そう、そのためには、どうすればよかったかな?」
「……練習問題をもっとやる」
「ほかにある?」
「テストの時に見直しをする」
「ほかには?」
「……そんなとこかな」
「次のテストではどうしたい?」
「今回よりいい点とりたい」
「それって、何点ぐらい?」
「80点以上」
「そのためには、どうしたらいいかな?」
「勉強がんばる」
「特にどこをがんばる?」
「練習問題」
「どんなふうにがんばる?」
「……毎日、5問は解く」

こんなやりとりを、テストが終わるたびに繰り返しているうちに、成績も上がってきたそうです。過剰にほめたり、感情的に叱ったりすることなく、淡々と、結果の分析と次への課題設定を、質問によって本人から引き出していく様子は名コーチそのものです。
点数だけを見て一喜一憂し、漠然と「がんばれ」と言うよりも、勉強内容や勉強の進め方など、勉強の過程をふりかえって、次の行動につなげる対話のほうがよほど建設的なコミュニケーションだと思いませんか。

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最終更新:7月7日(木)14時0分

ベネッセ 教育情報サイト