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コンビニのコーヒー袋、改良版 包装資材ミヤゲンが商品化

福井新聞ONLINE 7月7日(木)17時12分配信

 コンビニのコーヒーなどをテークアウトする際、安定して持ち運べる専用ポリ袋の開発を進めていた包装資材製造のミヤゲン(本社福井県敦賀市山泉、宮元武壽社長)は、特殊な加工により1枚の素材から成形した袋を商品化した。容器を固定するため開発段階では三つのパーツを組み合わせていたが、「1枚物」にすることで製造のコストや手間を抑えられる。インターネット通販サイトで販売を始めた。

 同社が開発してきたポリ袋は、ことし春先の段階では▽袋本体▽容器を中央で固定するパーツ▽底の平らなパーツ―の三つを使い安定感を持たせていた。複数のパーツを加工する手間がかかる難点を克服しようと、量産化に向けて大幅に改良。袋に「アジャストシール」と呼ばれる破線溶着を取り入れることで、素材が1枚で済む製品を完成させた。

 袋には2本の破線が「八」の逆の形で斜めに施してある。容器を入れると、形状やサイズに合わせて破線部分がはがれ、ぴったりフィットする仕組みだ。容器のサイズは直径7~10センチに対応。コーヒーだけでなく、おでんやカップ麺などの縦型容器にも使える。この仕組みは既に特許を取得したという。

 商品名は「キャリーカップ」。同社はまず1個用の袋を包装材料の通販サイト「袋探」(http://fukurotan.com)で発売した。1セット2千枚で、価格は税別1万円。2個用、3個用も生産準備が整い次第、順次販売する。ネット通販と並行し、複数の大手チェーン店向けの商談も続いており、初年度の販売目標は年間5千万枚としている。

 2年半がかりで発売にこぎ着けた宮元社長は「改良を重ねてコストダウンと工程簡略化が実現し、ようやく一つの完成形に至った。幅広いニーズに応えられる生産体制を整えていく」と話している。

福井新聞社

最終更新:7月7日(木)17時20分

福井新聞ONLINE