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資生堂、専門店の勉強会組織「肌輝会」を10年ぶり復活 「専門店の価値が見直されている」

日刊工業新聞電子版 7月7日(木)16時50分配信

 資生堂は化粧品専門店の勉強会組織「肌輝会(はっきかい)」を、約10年ぶりに復活させる。売上高や実績のある専門店上位1000店を対象に、勉強会を7月中に京都で開く。資生堂は2016年、新たに専門店専用の事業部を立ち上げており、顧客との接点を密にできる専門店の支援に改めて力を入れる考え。商品政策では専門店ブランドで、積極的に新製品を投入する。意欲のある店舗を取り込み、顧客への提案力といった競争力向上を支援し売上高拡大につなげる。

 肌輝会は化粧品専門店専用ブランド「ベネフィーク」に特化した勉強会組織。11-14日の4日間、京都に専門店関係者を集め、「肌輝会マーベラス」の新名称で開催する。資生堂は全国約1万店の専門店と取引があるが、特に有力な3500店舗を「プラチナショップ」として認定している。この中から、さらにベネフィークの上位売上高や一定基準を満たした有望な店舗約1000店が、肌輝会マーベラスに参加できる仕組み。

 肌輝会マーベラスは通常の勉強会で実施する基礎的な内容と異なり、より実践的で売上高増に結びつきやすい高度な内容とする。製品の特徴や顧客へのアプローチ、増収策などを習得させる。参加を目標にした専門店のモチベーションアップにもつなげる。

 肌輝会は02年から数年間開催した後、休止が続いていた。資生堂は16年1月、子会社の資生堂ジャパンに専門店に特化した組織「専門店事業本部」を立ち上げ、専門店事業の体制を強化した。

 量販店やインターネット通信販売の台頭といった流通の変化を背景に、専門店の数は減少している。その一方で、カウンセリングの場などとして「専門店の価値が見直されている」(資生堂)として、肌輝会の約10年ぶりの再開を決め、17年以降も勉強会を継続する。

最終更新:7月7日(木)16時50分

日刊工業新聞電子版