ここから本文です

交流施設でイノシシ処理や加工 佐賀・吉野ケ里町の基本計画まとまる

佐賀新聞 7月7日(木)13時21分配信

 佐賀県神埼郡吉野ケ里町は五ケ山ダム水源地域振興基金を使って松隈地区に建設する「ふれあい交流施設」(仮称)の基本計画をまとめた。駆除が課題となっているイノシシの処理加工施設や、農産物加工所と屋外研修施設を備える。主に福岡都市圏の住民に自然を体感してもらう交流事業に取り組み、農業振興や中山間地域の活性化につなげる。

 場所は松隈地区の温泉施設「山茶花の湯」のそばを流れる田手川沿いの休耕田約1万平方メートル。処理施設は捕穫したイノシシを処理し、精肉の出荷も視野に地元の猟友会と協議を詰めている。

 町内のイノシシによる水稲などの被害額は昨年度約120万円。町農林課によると、被害は減少してきているものの「把握できていなかったり、対策の金網などが破られたりしている」と深刻さをにじませる。

 農産物加工所の運営主体は未定。シイタケやタケノコなどの農産物の調理や商品開発をしたり、シイタケの菌打ちや林産物を使った工作体験、田手川で遊んだりするイベントができる施設を計画している。

 町は今後、地元説明会を開き、本年度中に設計を仕上げる。ダムの基金を活用するため来年度中の完成を目指す。町は「地域の資源を掘り起こし、魅力を再発見できるような施設を造り、交流人口を増やして活性化を図りたい」としている。

最終更新:7月7日(木)13時21分

佐賀新聞