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株式市場が冴えない中、ロボット産業投信の販売絶好調。注目銘柄ずらり

ニュースイッチ 7月7日(木)10時48分配信

先行の日興は1年で純資産総額が約5000億円。大和は毎月50億円の売れ行き

 ロボット関連企業の株式に投資する投資信託の販売が好調だ。足元の株式市場は軟調で、投資信託全体は販売苦戦の状況が続いているが、ロボット関連投資信託は人気が根強い。購入時に最大約3%の手数料がかかるなど決して割安な商品ではないが、ロボット産業に対する政府支援の思惑もあり、投資家の資金が続々と集まっている。

 業界で先行して運用を始めたのが、日興アセットマネジメントの「グローバル・ロボティクス株式ファンド」だ。2015年8月の設定以来、資金の流入が続いており、「1年決算型」と「年2回決算型」を合わせた純資産総額は4800億円以上に達している。

 同ファンドは国内外のロボット関連企業に投資。組み入れ上位銘柄にはファナックなど日本の有力企業のほか、米国のロックウェル・オートメーション、スイスのABB、医療ロボット「ダヴィンチ」の米インテューイティブ・サージカルなどが並ぶ。

 同種ファンドの中で、最も多くの証券会社・金融機関で販売されているのが特徴。千葉直史シニアマネージャーによると「地銀でよく売れているのも、一般的な投資信託に見られない傾向」という。

 大和証券投資信託委託の「ロボット・テクノロジー関連株ファンド」も売れ行き好調だ。15年12月に設定開始し、足元の純資産総額は約971億円。同社の担当者は「テーマ型ファンドは最初だけ売れるケースが多いが、同ファンドは毎月50億円くらい売れている」と驚きを語る。

 最後発ながら堅調な追い上げをみせるのが、野村アセットマネジメントの「ロボ・ジャパン」だ。こちらは同社が厳選した日本のロボット関連企業に投資するファンド。

 組み入れ上位銘柄にはキーエンスや日本電産、ナブテスコなど部品メーカーが多い。投資信託営業統括部の安藤祐介シニア・マネージャーは「新興国の産業構造の変化もあり、産業用ロボット需要は今後も続く。また日本は少子高齢化などの“課題先進国”であり、日本で売れる介護ロボットは世界で売れる可能性が大きい」と分析する。

 産業用ロボットの需要増や、さまざまな分野での人工知能(AI)活用、自動運転の実用化、手厚い政府支援など、ロボット関連産業に関する話題は多く、関連企業に対する投資家の期待も大きい。円高で株式市場は軟調な展開が続いているが、補正予算でロボット振興に資する政策が出ればロボットファンドにとって追い風。同種ファンドの人気は、しばらく続きそうだ。

最終更新:7月7日(木)10時48分

ニュースイッチ

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