ここから本文です

マレーはツォンガを倒すため、観客を味方につけた [ウィンブルドン]

THE TENNIS DAILY 7月7日(木)17時1分配信

 イギリス・ロンドンで開催されている「ウィンブルドン」(6月27日~7月10日)の第9日、男子シングルス準々決勝。

マレーがツォンガとのフルセットマッチを制してベルディヒとの準決勝へ [ウィンブルドン]

 リードを失ったアンディ・マレー(イギリス)は、第5セットを頑張り続けるためにちょっとした追加的な〈何か〉が必要だった。彼はそれを応援する観客たちと、自分自身の中に見つけ出した。

 センターコートに集まった自分に忠実な支持者たちからの叫びや声援など、すべてを吸い取った第2シードのマレーは、第12シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)を7-6(10) 6-1 3-6 4-6 6-1で破り、7度目のウィンブルドン準決勝に駒を進めた。

「可能ならば、自分に有利に働くように観客たちを味方につける、ということが重要なんだ。彼らは違いを生み出してくれる」とマレーは言った。彼はこのところ、5セットマッチに6回連続で勝っている。「長い試合、タフな試合の中で、たとえそれがわずかでも違いを生んでくれるなら、それでいい」。

 マレーは2013年にウィンブルドンで優勝し、1936年のフレッド・ペリー以来のイギリス人チャンピオンとなった。しかし彼は、2012年の全米オープンの優勝とそのウィンブルドン優勝以降、グランドスラムで優勝していない。今年は全豪オープンと全仏オープンの両大会で決勝に進みながら敗れている。

 彼がその2つの決勝で敗れた相手、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は今回ウィンブルドンからすでに敗退している(3回戦でサム・クエリーに敗れる)。

 マレーは第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)と第6シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)の勝者と対戦することになる日曜日の決勝に進むため、2度目のウィンブルドン優勝を果たすために、まず金曜日に行われる準決勝で第10シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)を倒さなければならない。

 そのために準々決勝の対ツォンガ戦での厳しいテストは、きっと助けになるだろう。

「この勝利で自信を得ることができた。骨の折れる試合をしたことで、様々な段階や局面をくぐり抜けるための助けになると思うんだ」とマレー。「次の試合で似たような状況に置かれたときに、すでに経験積みだという自覚があるわけだからね」。

 マレーはツォンガに対して、厳しい戦いとなった第1セットを勝ち取り、そこから簡単に第2セットも取った。しかし、マレーが比較的楽に準決勝に進むかに見えたとき、ツォンガが状況を逆転し始めたのだ。

 ツォンガは第4セット3-4から2つのブレークポイントをしのいだ。それは彼に第5セット突入を導く、重要なゲームの一部だった。そしてツォンガは単に勢いに乗っていただけではなく、ウィンブルドンでの5セットマッチで6勝0敗という強さを誇っていた。だから、ツォンガが第5セットの最初のゲームでブレークポイントを握ったとき、ことはマレーにとって見通しが暗く見えていたのだ。

「あのゲームで、僕はいくつかの情けないミスをおかした。ほとんどサービスボックスの内側だったボールをミスしてしまったんだからね」とマレー。「でも、あそこでしっかりキープして、ふたたびリードできたことが大きかった」。

 こうしてマレーが3-0とリードを奪った。彼は2010年の準々決勝、そして2012年の準決勝でもツォンガを倒している。マレーとツォンガの対戦成績は、マレーが13勝2敗とリードしていたのだ。

「今日のゴールラインは遠かった」とツォンガ。「第3、第4セットでは力強く盛り返すことができたけど、第5セットではいいプレーができなかった」。

 マレーは最後のセットでいいプレーをした。観客たちの助けをちょっぴり借りながら…。(C)AP (テニスデイリー/THE TENNIS DAILY)

最終更新:7月7日(木)17時1分

THE TENNIS DAILY

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。