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働く喜び意欲へ 生活介護事業が軌道に

紀伊民報 7月7日(木)16時45分配信

 NPO「きぼうの会」(坂本晶彦理事長)が和歌山県上富田町生馬で運営する障害者福祉施設「きぼうの木」が開所して1年が過ぎた。重度障害者も介護を受けながら仕事ができる「生活介護事業」も軌道に乗ってきた。50代で初めて給料をもらった利用者もおり「もっと仕事を頑張りたい」と意欲を見せている。

 生活介護は常時介護を必要とする障害者に、施設で入浴や食事の介護、創作活動、生産活動の機会を提供するサービス。同施設では必要な支援の度合いが高い「障害者支援区分5、6」の7人が利用している。重度障害者が働ける施設は紀南でも少ないという。

 働くのは1日に30分~1時間半程度。髪飾りのシュシュやアクセサリー作り、軽度な農作業などに取り組んでいる。

 上富田町の障害者施設で暮らす肢体不自由の女性(30)は中学生時代から、作業所で働きたいと思っていたが、昨年6月から「きぼうの木」に通所し、夢がかなった。「いろいろなものを作る仕事は楽しい。給料は貯金している」と笑顔を見せる。

 同町のグループホームで暮らす肢体不自由の女性(55)は、ヘルパーに勧められ、4月からこの施設を利用している。「働いてお金がもらえるのはうれしい。もっと稼げるようになりたい」と目を輝かせた。

 「きぼうの木」では上富田町、白浜町、田辺市を対象に送迎もしている。

 問い合わせは、きぼうの会(0739・33・7942)へ。

最終更新:7月7日(木)16時45分

紀伊民報