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天井高生かし力作、金沢21世紀美術館 北國いけばな研究会、7日から花展

北國新聞社 7月7日(木)3時1分配信

 第54回北國いけばな研究会花展2016(同会、北國新聞社主催)は7日、金沢21世紀美術館市民ギャラリーBで開幕する。6日に行われた生け込みでは、出品者らが今回のテーマである「宙・柱・抽」から自由な発想を広げ、4・5メートルの天井高を生かした大作10点を仕上げた。

 北國いけばな研究会は1964(昭和39)年に創設され、流派を超えて生け花の研究に取り組んでいる。

 今回は、「ちゅう」と発音する三つの字をテーマに、3メートル四方の空間に高さ2メートル以上の生け花が制作された。出品者やアシスタントは高い脚立の上で、葉や枝の向きを調整する繊細な作業を繰り返し、空間を生かす工夫を凝らした。

 7日の七夕からイメージを膨らませた出品者は、天井近くまである竹の上部分を割って広げ、寄り添うひこ星と織り姫を表現した。長さのある流木に溝を掘って金の真ちゅうを埋め込み、天を切り裂く稲妻を表した出品者もいた。

 島根県の出雲大社で見た大木を覆うおみくじから発想を得た作者は、ステンレス棒に紅白の紙を2千以上結び、大木の葉に見立てたサンゴミズキやニューサイランを天井からつるした。

 10日まで。入場料は500円となる。出品者とアシスタントは次の皆さん。

 ▽天池昌綾・草月流(神野泉昌、奥美泉、佐野綾志)▽村田楽遊・草月流(新谷裕遊、小野真喜遊、瀬川裕遊)▽倉元清花・草月流(橋爪恭花、南美清、坂ノ下紀子)▽神島典子・池坊(川原早苗、中村香月、神島朋生)▽牧野秋勝・草月流(中川恵秋、皆戸秋壮、渡辺秋配)▽長田豊純・小原流(成瀬利子、三井加代子、谷口日登美)▽村上仙香・草月流(池田輝佳、安野真爽、佐々木仙芳)▽向瀬幸昌・草月流(山口典幸、岡田昭波、鎌口美幸)▽上田嶺和・草月流(湯浅嶺萌、山口嶺菖、松井和華)▽浅尾るり子・池坊(辺本智恵美、浅尾由紀、大浦真理)

北國新聞社

最終更新:7月7日(木)3時1分

北國新聞社