ここから本文です

「駅チカ」にモデル農園 都市部で野菜作り提案、金沢市本町2丁目

北國新聞社 7月7日(木)3時1分配信

 金沢駅近くの本町2丁目で11日、農園がオープンする。3月に県警を定年退職した吉田日出岐さん(61)と会社経営長野一朗さん(59)が合同会社を設立し、野菜栽培に取り組む。北陸新幹線の開業効果で開発が進む駅周辺で、野菜作りセミナーを通じて付近住民の交流の場として開放するほか、水や非常食を備えた防災拠点の役割も担う都市部のモデル農園として運営していく。

 農園は「本町ストラット」と名付け、住宅や飲食店、駐車場に囲まれた広さ約80平方メートルの土地で開設する。ストラットには「支え」の意味があり「農業と地域、食を組み合わせ、豊かな環境と心身づくりをサポートしたい」との思いを込めた。

 土地は吉田さんの所有地で、知人の長野さんと共に、農業をテーマに市街地活性化に取り組もうと整備を進めており、2人は「町こう場 合同会社」を設立する予定だ。

 農園にはビニールハウスを設置し、栽培用の棚とトレー、プランターやキッチン、テーブルなどをそろえた。現在はトマト、ピーマンといった夏野菜の栽培に取り組んでおり、セミナーの開催も企画する。今後は井戸を掘ったり、非常食を用意したりして、災害時は住民の避難場所としても利用できるようにする。

 本町2丁目には店舗や駐車場が並び、周囲では商業開発やオフィス集積が進む。独学で農業を学んできた長野さんは「駅近くの狭いスペースで農業を実践することで、都市部の土地活用のあり方を探りたい」と意気込む。吉田さんは「農業は第二の人生の趣味にもなる。土地の活用を考えている人はぜひ一度遊びに来てほしい」と話した。

北國新聞社

最終更新:7月7日(木)3時1分

北國新聞社

【生中継】小池百合子都知事の会見