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低迷巨人に渡辺氏が異例の“V逸容認”発言「由伸の責任じゃない」

東スポWeb 7月8日(金)1時0分配信

 巨人の“総帥”渡辺恒雄前球団最高顧問(読売新聞グループ本社・代表取締役主筆=90)が、驚きの見解を明かした。

 7日、東京・大手町の読売新聞東京本社で高橋由伸監督(41)から前半戦の経過報告を受けた渡辺氏は同日、東京ドームで行われた阪神戦を5日に続いて観戦。0―6の完封負けを見届けると、由伸監督を評価しつつも、球団内が凍りつく大演説をぶった。

 読売本社で行われた由伸監督との昼間の会談では、約1時間にわたりチームの現状について報告を受けた。渡辺氏は具体的な内容には触れなかったが「こういう時に高橋君と無駄話するわけがない」と切り出すと、指揮官のクールな人物像を絶賛した。

「彼は頭がいいからな。野球選手として最高の頭脳の持ち主。シャープ。そして彼は無表情。無表情っていうことは、感性がないと思っている人がいるが、それは違う。彼も笑ったりする。一般論として、彼ほど頭がいい人はめったにいない。さすが慶応だ。無表情というより感性豊か。それを理性でコントロールしているんだ。感性は十分持っている。だが、記者の前ではあんまり自分の感情をそのまま出さん。コントロールする能力、知恵がある。最高の人材だ」

 もっともチームはこの日の敗戦で、首位・広島と10差の4位に低迷。これには不機嫌モード全開で「そんなこと聞くな、不愉快!」と叫ぶと、その後は止まらなかった。

「2連勝して今日は勝つと思ったが、やっぱりこれはね、由伸の責任じゃねえからな。フロントだよ。だって補強してねえじゃん。今の陣容で勝てったって無理だよ」と、球団の補強姿勢を一喝した。

 さらに「広島以外は2、3試合連勝すればひっくり返る。2位になるのはなんでもない。ただ、広島を抜けるかどうかだけ。これがね、必死になれば何とかなる」と続け、過渡期にあるチーム状況には一定の理解も示した。

 その一方で「でも、ならなくってもいい。いいっちゃおかしいが…。だって、長嶋もワンちゃん(王貞治)もボロボロになったのを引き継いだ時に負けたじゃないか。ボロボロを引き継いで、すぐ勝てるわけないよ。だけど、まだメークミラクルの可能性はある。そこまで持っていっているんだからいいんだよ。これでメチャメチャ頑張れば、俺は何も批判しない。来年は必ず優勝するように」と、異例の“V逸容認”発言も飛び出した。

 その後、一度は「まだ諦めてないよ」と言い直したが「しかし、楽観ばかりしているのはバカだ。負けた場合も考える。勝った場合も考える。経営者として当たり前」と語ると、冷静なトップの表情で球場を後にした。

最終更新:7月8日(金)1時13分

東スポWeb

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