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【都知事選出馬】都政に深くかかわってきた上杉隆氏「準備している」 野党統一候補になる可能性も

東スポWeb 7月8日(金)5時8分配信

 東京都知事選(14日告示、31日投開票)で6日、小池百合子元防衛相(63)が自民党都連の推薦を待たず、改めて出馬表明したが、混迷の選挙戦に仰天候補が“刺客”として浮上した。本紙週末の政治連載対談「言いたい放談」でおなじみのジャーナリスト・上杉隆氏(48)が出馬することが、本紙の取材で判明。野党統一候補に推される可能性もあり、大本命不在の都知事選は“爆弾印”の登場で大混戦必至となった。

 小池氏が強行出馬を表明したなか、自民都連は増田寛也元総務相(64)を擁立する方向で、自民党は分裂選挙が避けられない情勢だ。一方、野党共闘の主導権を握る民進党はいまだに候補が決まっていない。長妻昭元厚労相(56)、長島昭久元防衛副大臣(54)ら国会議員に始まり、民間からは俳優の石田純一(62)、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)らの名前も取りざたされている。そこに急浮上したのが上杉氏だ。

 上杉氏は、先月急死した鳩山邦夫元総務相(享年67)の公設秘書を経て、米紙「ニューヨーク・タイムズ」取材記者に転身。その後、フリージャーナリストとして、永田町から社会、国際問題とフィールドは広く、第1次安倍政権末期の内幕を描いた著書「官邸崩壊」をはじめ、週刊、月刊誌などで数々のスクープを連発してきた。また、報道の自由を訴え、記者会見の開放や公益社団法人「自由報道協会」を設立するなど、メディア改革にも取り組んできた。なかでも都政には深くかかわってきた因縁がある。

 1999年の都知事選で鳩山邦夫氏が出馬した際には“参謀”として、選挙戦を仕切ったのをきっかけに、この時当選した石原慎太郎氏(83)や都議会を密着取材し「石原慎太郎 5人の参謀」を上梓。現在、都知事の記者会見はワイドショーやフリーランスの記者も取材可能だが、これも上杉氏らが石原都知事に掛け合った成果として知られている。

 猪瀬直樹元都知事(69)時代はジャーナリストの立場を超え、政策ブレーンの一人ともいわれた。一方で、東京五輪の新国立競技場問題で、約3500億円に膨れ上がった建設費問題の裏事情にいち早く切り込み、東京五輪組織委員会の森喜朗会長(78)の責任を追及するなど、五輪問題の急先鋒でもあった。永田町関係者は「上杉氏は右から左まで与野党を超えた政界ネットワークを持ち、14年の衆院選では安倍晋三首相のお膝元である山口4区から野党候補として出馬寸前だった。すでに民進党幹部や支援する連合から接触があったようだ」。

 6日、上杉氏がキャスターを務めるインターネット番組「ニューズ オプエド」収録直後、本紙が直撃した。

 上杉氏は「出馬? 準備はしていますが、出るか出ないかはまだ決めていません。ただ“東京”についての思いはある」とだけ話した。

 だが、関係者によれば上杉氏は選挙ポスターを作成し、出馬へ向けた最終調整に入っているとみられる。

 広報戦略にたける小池氏は「都議会冒頭解散」「舛添追及チーム設置」などマスコミ受けする公約を並べてみせた。

 対して、上杉氏は前回の都知事選で、細川護熙元首相(78)の選対に入って、小泉純一郎元首相(74)との“脱原発タッグ”を仕掛けるなど、話題を呼び込む選挙戦を熟知している。果たして小池氏らを打ち負かすべく、自らの“初出馬”でどんな仰天戦法に打って出るのか。

最終更新:7月8日(金)7時6分

東スポWeb