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テレビ関係者が分析する「元号泣県議」の使いよう

東スポWeb 7月8日(金)6時0分配信

 号泣男に生きる道はあるのか? 日帰り出張を繰り返したとする虚偽の報告で、政務活動費約913万円をだまし取ったとして詐欺などの罪に問われた“号泣県議”こと元兵庫県議・野々村竜太郎被告(49)の判決公判が6日、神戸地裁で行われ、懲役3年、執行猶予4年の有罪判決が言い渡された。気になる今後について、ビートたけし本紙客員編集長(69)はかつて「タレントだったら1億円は稼げるよ」と話していたが、果たして――。

 世界に知れ渡った2014年7月1日の「世の中うぉ~変えたいぃぃ~~」「少子化問題ぐわぁぁぁ~」といった、政務活動費詐取への号泣釈明会見から2年。

 佐茂剛裁判長は判決で、政活費詐取について「本人も虚偽性を認識していた」と指摘。記憶がないとの主張にも「健忘があったとしても、受け答えからはうかがえない。一切、思い出せないのは理解しがたく、供述も虚偽の疑いが強い。金銭欲から犯行に及び、県民に対して高い背信性がある。悪質で県議会議員や政務活動費等の制度に対する一般の信頼を損ねた」と断罪。懲役3年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡した。

 これまでの公判で検察側は「政務活動費制度の盲点を悪用した犯行」とし、懲役3年を求刑。弁護側は「記憶がないので消極的に否認せざるを得ない。政務活動費を全額返還している事実は重く、社会的制裁も受け、再就職すら困難」と情状酌量を求めていた。

 白の半袖カッターシャツに黒のズボン、メガネをかけ、白い紙袋を持って入廷した野々村被告は一昨年に県議を辞め、過去3年分の政活費約1834万円を全額返還している。佐茂裁判長は「現在は真摯な反省は見られない」としつつも、返納時には「一定の反省が見られ、既に財産被害は回復されている」とし「マスコミに大きく取り上げられ、既に一定の制裁は受けた。矯正施設に送るより社会で更生させるべき」と執行猶予に至った経緯を説明した。

 有罪判決を受けた野々村被告は、今後どのような生活を送っていくのか。

 ビートたけし本紙客員編集長は今年2月、「第25回東京スポーツ映画大賞」と同時表彰の「第16回ビートたけしのエンターテインメント賞」の話題賞に選出した野々村被告に「タレントだったら1億くらい稼いでる。このギャグはすごい。払いたいくらい」と太鼓判を押していた。

 だが、あの会見から2年がたった。時の人ではあったものの“旬”はとうに過ぎてしまったと言わざるを得ない。

 テレビ局関係者は「号泣会見でパッと出てきただけで一発芸みたいなものですし、そもそもの人となりが分からない。どんな人なのかもよく分からないのに出演してもらうのは難しい。視聴率が取れるとも思えない。あえて使えるとすれば『しくじり先生』(テレビ朝日系)のような番組でしょうか」と話す。

 芸能プロ関係者の見方も大差はない。

「あのショッキングな号泣会見直後は、多くの芸人さんらがイジリ倒してましたけど、さすがに旬が過ぎてしまって“いまさら感”は否めない」

 そうなると、この先の野々村被告の人生は、やはり就職もままならぬ厳しい道しか残されていないようだが…。

 それでも、使いようによってはタレントになれないこともないとの声もある。

 ある番組制作会社の関係者は「討論番組やニュースなどのコメンテーターとしては、ちょっと危なっかしくて見てられないでしょう。でも、何でも言える大物司会者の番組で、イジってもらうようなものなら使えなくもないとは思う。それに、ワイドショーなどで過去の話の真相を独占告白するというなら、視聴率も取れるかもしれない」と分析している。

 判決について野々村被告の弁護団は「今後の方針については、判決理由を検討した上で決めたいと思います」とコメントを発表。執行猶予がついただけに、控訴はしないとみられる。

 判決公判前後もマスコミに姿をとらえられないよう細心の注意を払っていた野々村被告が、ある日突然、2年前の“号泣スタイル”でテレビ画面に姿を見せないとは限らない!?

最終更新:7月8日(金)6時0分

東スポWeb

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。