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伝説の泡沫候補 外山恒一さんの今 「通る気さえなければ何でも言える」 「私が当選したら、私もビビる」

withnews 7月9日(土)7時0分配信

 選挙で、今も語り継がれる伝説の政見放送があります。2007年の東京都知事選に出馬した外山恒一さん(45)です。「泡沫(ほうまつ)候補」の代表的存在として語られる外山さんは、今の泡沫候補をどう見ているのでしょうか。(大阪本社生活文化部記者・山下奈緒子)

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当選したら、私もビビる

 外山さんの政見放送は、こんな内容です。

 立候補しているにもかかわらず、多数決の選挙を否定し、「多数派は私の敵」「少数派がいよいよ生きにくい世の中になっている」「選挙で何かが変わると思ったら大間違いだ」。そして最後に、「私が当選したら、私もビビる」

 オチもしっかりついて、つい笑ってしまいます。

 政見放送では、無表情で有権者を「諸君」と呼び、最後には中指を立てていた外山さん。記者は、近づきがたい人なのかなと勝手に想像していました。けれど、待ち合わせ場所に現れた外山さんはさわやかな笑顔で、そのギャップに驚かされました。

 待ち合わせる駅を間違え、電話でお互いの居場所を伝えるも全然会えないというハプニングもあり、2人で大笑いして取材が始まりました。

ユーチューブ界のスタンダードナンバー

 外山さんはストリートミュージシャンや政治活動家の肩書で出馬し、現在も政治活動家としてトークイベントを開くなど自身の主張を広めています。

 今も動画を見て共感した人が、メールで連絡をくれたり、トークイベントに足を運んでくれたりするそうです。同世代もいれば、中には都知事選に出馬したことを知らなかった20代もいます。

選挙から10年近くたっても泡沫候補の代表格に名前が挙がることは「してやったりとは思います。都知事選には1回しか出てないわけですから」。

 最後まで飽きずに見てもらい、より多くの人に広まるように、あえて笑いの要素をふんだんに盛り込んだそうです。「ユーチューブ界のスタンダードナンバーとして残っている。50年後も100年後もあれより面白い政見放送は出来ない」とドヤ顔です。

 あの政見放送は、ネット上でいろんな加工をされ、遊ばれていますが、「笑って見られることを意図して作ってあるので、お笑い的に消費されることは織り込み済み。一部のわかる人に伝わればいい」と、意に介しません。

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最終更新:7月9日(土)7時0分

withnews