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エプソン、シートフィードスキャナとフラットベッドスキャナの新製品

BCN 7月8日(金)16時2分配信

 セイコーエプソン(碓井稔社長)とエプソン販売(佐伯直幸社長)は7月7日、顧客の幅広いニーズに対応するため、シートフィードスキャナとフラットベッドスキャナのラインアップを増強し、7月28日に発売すると発表した。新製品は、ビジネスを中心とした大量スキャン業務用途や紙類の電子化によるデータ保管用途向けのドキュメントスキャナをはじめ、写真、図面、地図の読み取り用途向けのフォトスキャナの6機種。

 シートフィードスキャナの高速スキャンモデル「DS-530」と「DS-570W」(Wi-Fi対応)は、幅広い用紙への対応と35枚/分の高速スキャンによる生産性向上を実現し、ビジネスの業務効率化を支援する。今回、従来機の約2倍となる大径の給紙ローラーを採用したことで、薄紙から厚紙まで幅広い用紙種類、用紙サイズに対応した。さらに、給紙の仕組みを変更したことで重送の発生を防ぎ、輸送伝票、レシートなどの薄紙のスキャンが可能となった。

 また、長尺紙のスキャンは、最大6mまで可能となり、心電図や店舗の売上報告用レシートのスキャンなど、業務用途として活用できる。A3・B4サイズの原稿や破れた原稿などはキャリアシートを使用してスキャンできる。キャリアシートは同時に5枚セットが可能で、通常原稿との同時スキャンに対応している。さらに、シワが入った原稿などは「低速モード」を利用してスキャンでき、さまざまな業務の作業効率化を図ることができる。

 「GT-S650」を、オプションの接続ユニットと組み合わせることで、DS-530をフラットベッド付きシートフィードスキャナにすることもできる。これにより、薄紙・厚紙だけでなくGT-S650の原稿台を利用して冊子や破れた原稿のスキャンなどが可能。通常は、シートフィードをメインで使用しながら、冊子などの原稿スキャンも発生する業務などで活用することができる。

 コンパクトな高速スキャンモデルの「DS-310」と「DS-360W」は、従来機と同等の片面25枚/分の高速スキャンを備える。DS-310は従来機「DS-510」の容積比約81%減、DS-360Wは従来機「DS-560」の容積比約75%減と、両機種とも狭い場所にも設置が可能なコンパクト化を実現した。未使用時は引き出しなどに収納でき、狭いスペースでの設置や必要な時だけ取り出して使用するなど設置の自由度を大幅に向上させた。また、プラスチックカードのスキャンにも対応。スキャン方法は前面給紙の前面排紙となるスイッチバック方式を採用しており、背面のスペース確保も不要となる。

 DS-360Wは、バッテリー駆動のため電源コードが不要。さらにWi-Fiに対応しているためネットワークケーブルも必要なく、コードレススキャナとして利用できる。デスクやカウンター上で、見た目にもすっきりした状態で設置することが可能となっている。

 フラットベッドモデル「DS-1630」は、オートドキュメントフィーダーと原稿台の両方を備え、大量の書類から厚みのある冊子まで幅広い用途で活用できる省スペースタイプ。片面で25枚/分の高速スキャンを実現するとともに、両面読み取り対応のオートドキュメントフィーダーが付くため、両面でも10面/分での読み取りが可能。また、既存オプションの「ネットワークインターフェイスユニット」(型番:DSBXNW1)によって、ネットワークスキャナとして複数のパソコンとの共有が可能になる。

 高精細フォトスキャナ「DS-G20000」では、LED光源を採用し、従来機(13年2月発売の「ES-G11000」)より消費電力を約33%削減した。従来機と同様にシャープで鮮明な高画質スキャンを実現。A3ノビ対応のためA4を超える原稿サイズのスキャンや、オプションのフィルムホルダ(型番:ESFLUHLD)を使用することによって、大量フィルムを一括してスキャンすることもできる。

 なお今回、新商品6機種のスキャナドライバは、従来の「EPSON Scan」機能を継承しながら操作画面を整理し使い勝手を向上した「Epson Scan 2」に刷新。また、従来と同様、ソフトウェアではスキャンデータを編集仕分け変換、メール送信、プリント機能、クラウド連携など幅広く活用できる「Document Capture Pro」を利用することができる。さらに、スマートデバイス対応アプリ「Epson DocumentScan」では、パソコン操作は不要で、スマートフォン・タブレット端末から直接スキャン操作ができ、アプリ内に保存したスキャンデータの閲覧・再編集が可能となる。

 税別価格はオープン。予想市場価格は、DS-530が3万円台後半、DS-570Wが4万円台中盤、DS-310が2万円台後半、DS-360Wが3万円台後半、DS-1630が3万円台後半、DS-G20000が20 万円台後半。同社では、今後1年間で1万5000台の販売を予定している。

最終更新:7月8日(金)16時2分

BCN