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イリオモテヤマネコ「絶滅の恐れも」半年で事故死6件

沖縄タイムス 7月8日(金)10時24分配信

 【西表島=竹富】環境省西表自然保護官事務所は7日、国の特別天然記念物イリオモテヤマネコの雄の子ネコ1匹が交通事故死したと発表した。今年6件目で、過去最多だった2013年の1年間の件数に半年間で並んだ。環境省と竹富町は6月、事故多発警報を出していた。同事務所は「このままでは絶滅の恐れが高い」と危機感を募らせ、法定速度順守と安全運転を呼び掛けている。
 事故は6日午後9時45分ごろ、竹富町上原の県道215号で発生。地域住民が発見した時には既に事故車両は走り去っていた。子ネコは頭蓋骨骨折などを負い、発見時に死んでいた。
 ヤマネコの推定生息数は08年度調査で約100匹。環境省によると、4~8月は子育て時期で、雌や子ネコの活動が活発。事故は夕方~夜間が多く、今年は3月に胎児2匹を妊娠中の母ネコ、6月には子育て中の母ネコが事故死した。
 相原百合自然保護官は「事故は運転手の意識で防げる」とし、法定速度順守と生物に配慮した安全運転を呼び掛けた上で「早めの連絡で助かる命もある。事故の状況が分かれば、それに応じた対策もできる」と早期の情報提供を求めた。
 連絡先は環境省西表野生生物保護センター、電話0980(85)5581。

最終更新:7月8日(金)10時38分

沖縄タイムス