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御茶屋御殿2階初公開 若松の御薬園

福島民報 7月8日(金)12時28分配信

 福島県会津若松市は市内の国指定名勝・会津松平氏庭園「御薬園」内にある御茶屋御殿の2階部分を8月6日から10日まで、9月24日から28日までの計10日間、期間限定で初公開する。京都守護職を務め戊辰戦争を戦った会津松平家第九代藩主・松平容保公が明治期に住んでいた場所で、注目を集めそうだ。
 御茶屋御殿は江戸時代の元禄9(1696)年に建てられた。戊辰戦争後に容保公が住まいとして使うため明治15(1882)年に増築され、同16年から同20年までの約4年間を過ごした。
 江戸期建物部分は庭園を望みながら茶席を楽しめるよう公開していたが、明治期増築部分は耐久性の問題で大人数が入れず今まで非公開だった。東日本大震災の影響と老朽化で平成26、27の両年に改修工事を行い、耐久性が向上したため特別に公開することになった。
 ただ、元々頑丈な造りでないことなどから、公開は期間限定とする。江戸期建物部分も29年度までに震災の被災部分などを修復するため、工事が終わるまで再公開は難しく、公開は非常に貴重なものとなるという。
 2階部分は来客に対応したと思われる10畳の座敷と、同行者らが控えたと考えられる10畳の部屋があるほか、庭園を見下ろせる広縁がある。
 公開時間はいずれも午前9時から正午まで。期間中は毎日先着順で120人分の整理券を配り、30分ごとに20人ずつ案内する。ただし御薬園の入園料が必要となる。特別公開の問い合わせは市文化課 電話0242(39)1305へ。

福島民報社

最終更新:7月8日(金)12時37分

福島民報