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復活ゴメスに阪神ナインが“逆転おまじない”お願い

東スポWeb 7月8日(金)16時31分配信

 阪神が7日の巨人戦(東京ドーム)を6―0で制し、最下位脱出に成功、連敗も3で止めた。“悩める主砲”マウロ・ゴメス内野手(31)が本塁打を含む2安打4打点と大爆発。慢性的な不振からの復調をアピールしたが、そんな助っ人にチーム内から意外な「お願い」が飛び出している。

 会心の当たりだった。3回二死一塁で巨人・高木の直球を強振すると打球は右中間スタンド中段に飛び込む14号2ラン。この一発で勢いに乗ったゴメスは5回一死満塁でも左前適時打を放ち、久々に主砲としての存在感を見せつけた。

 本塁打は5月26日のヤクルト戦以来、実に出場31試合ぶり。「ホームランが出ていない時期も気にしていなかった。タイミングをしっかり取ることだけを意識していたよ」と笑顔のゴメスは休日だった4日に家族とディズニーランドへ行ったエピソードも披露。「どれも楽しかった。特にスプラッシュマウンテンだね」とリフレッシュに成功したという。金本監督も「何年かぶりみたいなホームランだった。彼が打つ、打たないで大きく違う」と最敬礼。試合前の練習でマンツーマン指導した片岡打撃コーチも「今日の一発で力を入れなくても(打球が)飛ぶということを理解してくれればいい」と目を細めた。

 そんなゴメスはチーム内から“盛り上げ役”としても期待されている。これには5月19日の中日戦(甲子園)での出来事が関係する。0―2の6回に同点に追いつき、9回にサヨナラ勝ちした、その試合中、ベンチ内のゴメスは、帽子を裏返しにかぶってナインを鼓舞。他の選手もマネし、劇的勝利をつかんだ。

 これは“ラリーキャップ”といわれるもので、逆転を呼び込む願掛けとしてメジャーで広まっているもの。その効果を信じるか、信じないかは人それぞれだが、ゴメスは「おまじないだよ。チームが盛り上がるためにね」と話し、ナインの間でも「ゴメスがやろうということでみんなでやった。一丸となって盛り上がれていい」と好評だった。しかし、その後、ゴメスが打撃不振に陥ったためラリーキャップも封印されていた。

 それが今回復調したことでチーム内から「相手に失礼なものでもないし、みんなでやれば一体感が出る。打線は苦しんでいるが、選手が勢いに乗れそうなのでどんどんやってほしい。来日3年目で選手からの信頼もある。バットもそうだが、ムードメーカーとしても頑張ってくれれば」(球団関係者)とラリーキャップ復活のお願いが出ているわけだ。

 ゴメスは金本監督が反攻のキーマンに挙げている一人。まだ借金9と依然としてチームは苦しい状態だが、この男が「願掛け助っ人」としても貢献できれば浮上もある!?

最終更新:7月8日(金)16時45分

東スポWeb

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