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ジャパネットの“本家”は「カメラのたかた」(長崎・平戸市)だった

qBiz 西日本新聞経済電子版 7月8日(金)11時10分配信

 長崎県平戸市中心部、木引田町の目抜き通り。観光客が立ち止まり写真を撮っていく場所がある。レンズの先は記念碑でも文化財に指定された旧家でもない。

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 「カメラのたかた」。通販大手「ジャパネットたかた」の高田明社長(65)の実家が経営する店であり、高田社長が若かりし頃働いた店でもある。観光ガイドたちはジャパネットの“本家”と観光客を案内する。

 高田社長が平戸から全国に羽ばたいたのは「この店のみんなで汗を流したのが原点じゃないかな」。高田社長の実兄で先代店主の謀(はかる)さん(67)は平戸が観光ブームに沸いた当時を思い出しながら話した。

 1960年代後半。一家は観光写真に目を付けた。謀さんや高田社長はホテルの宴会場で盛り上がる観光客を撮影し、一夜の間にプリント。翌日の朝食会場で「写っていますよ」と一枚一枚売っていった。

 これが勢いに乗った。店は順調に経営を拡大し松浦市や佐世保市にも営業所を出した。「おやじを中心に、3人の息子たちでとにかく働いた」

 高田社長は86年、佐世保市で独立。ラジオやテレビといったメディアを使った通販に可能性を見いだし、全国規模の会社に育てた。活躍する弟を謀さんはこう見る。「兄弟みんなそうだけど、弟は特にプラス思考で決めたらすぐ動く」

 店は今、謀さんの長男政和さん(39)が3代目。観光客が来ることに「恐縮ですね。特別何もないけどどうぞ。そんな感じです」と苦笑いして見せた。

 店ではテレビや冷蔵庫、洗濯機など白物家電も販売するようになったが、一角には記念撮影のスタジオがあり続ける。観光写真の仕事は減っても「カメラのたかた」の看板は変わらない。「祖父がカメラが大好きで、うちの根っこはカメラ」と思うからだ。=2014年3月18日掲載=

 政和さんは客から商品のトラブルを聞くとすぐに車を走らせる。願いは「この街になくてはならない店であり続ける」こと。叔父を尊敬するという政和さんは言う。「同じ“たかた”を看板に掲げる店として恥ずかしくない経営をしたい」

 店内のテレビからはおなじみのメロディーと、高田社長の甲高い声。政和さんの顔が少し誇らしげにも見えた。

西日本新聞社

最終更新:7月8日(金)11時10分

qBiz 西日本新聞経済電子版

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