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関電新社長、原子力活用への決意 岩根茂樹氏、福井県知事と面談

福井新聞ONLINE 7月8日(金)8時13分配信

 関西電力の岩根茂樹社長と八木誠会長が7日、就任あいさつのため福井県庁を訪れ、西川一誠知事と面談した。岩根社長は「原子力を活用して、日本のエネルギーのリーディングカンパニーを目指したい」と述べ、安全最優先と地元理解のもと、再稼働に全力を尽くす決意を伝えた。

 知事は「原子力への理解や日本全体のエネルギーをどうするかの議論が、必ずしも国民に行き渡っていない。(国民理解は)国はもとより一番の役割を担うのは関電」と指摘し、特に電力消費地で真剣に考えてもらう取り組みを進めるべきだと求めた。

 岩根社長は「原子力の事業運営は何よりも安全が最優先され、そのためにも全社で支えていくことが必要」と強調。使用済み燃料の中間貯蔵施設の県外立地や、美浜原発1、2号機の廃炉作業に伴う地域振興といった課題に対しても「私が先頭になって全社一丸となって着実に進める」と約束した。

 原子力規制委員会から40年超運転の認可を受けた高浜原発1、2号機に関して、岩根社長は「安全対策の工事計画を取りまとめ次第、県に報告したい」と説明。知事も「あらためて運転計画や設備をどう直すかなどの話を十分聞き、どのような方針にするかの議論を進めたい」と応じた。

 岩根社長は面談後に記者会見し、高浜1、2号機の安全面に関して「地元の不安が大きく丁寧な説明が必要ということは理解している。ただ必要な設備は全て取り換え、健全性も確認している。地元理解を進める」と強調した。

 高浜3、4号機の運転差し止めを命じた大津地裁の仮処分決定をめぐる異議審については「確実に取り消しを勝ち取りたい。(新規制基準の合理性を認める)判決を積み重ねるのが大事で、安全が確保されていることを司法の中で認めていただくよう努力したい」と自信を示した。

福井新聞社

最終更新:7月8日(金)8時13分

福井新聞ONLINE