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富士重、航空機事業に大型投資。「777X」向け部品増産

ニュースイッチ 7月8日(金)8時20分配信

製造分担の日本5社。コスト削減目標15-20%実現へ自動化を加速

 富士重工業は2017年3月期に航空機事業の設備投資で前期比約2・3倍の140億円を計画する。米ボーイングの次世代大型旅客機「777X」の機体部品向け自動化投資が中心。777X向け機体部品は三菱重工業や川崎重工業なども参画し、新工場建設や自動組み立てラインを整備中。17年の量産開始をにらみ、各社の設備投資はピークに達している。

 富士重は777X向けに、胴体と主翼をつなぐ中央翼などを担当する。新設備を導入するのは宇都宮製作所(宇都宮市)と、半田工場(愛知県半田市)。

 中央翼部材の加工などを担う宇都宮製作所では、サビの発生を防ぐプライマーの吹きつけや航空機用のシーラント剤の塗布に、アーム型ロボットを導入。鋼板に補強材を打ち付ける工程には、オートリベッター(自動打鋲機)を追加する。

 中央翼を組み立てる半田新工場では、宇都宮で加工した部材を7メートル四方の1枚板に仕上げる。大物部品の搬送を現在主流のクレーンから、自動搬送装置に切り替える。

<解説>
 ボーイングは現在、306機の777Xを受注している。機体の21%を分担製造する日本企業5社は生産コストを現行機777から15-20%削減する方針。各社は17年の量産開始を見据え、コストダウンの特効薬となる自動化投資を加速している。日本のお家芸である生産性向上とモノのインターネット(IoT)やビッグデータ解析、人工知能(AI)といったソフト技術を組み合わせ、航空機関連メーカーとしての存在感を盤石にする。

最終更新:7月8日(金)8時20分

ニュースイッチ

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