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用水路転落、溺れる男児を必死に救出 岡山、通りかかった3人が連携

山陽新聞デジタル 7月8日(金)12時40分配信

 岡山市南区中畦で6月30日、用水路に転落した小学2年生の男の子(7)を通り掛かった3人の男女が助けた。発見時、男の子は頭まで漬かって溺れており、救助が遅れていれば命の危険もあったという。3人の連携が命を救った。

 救出したのは、岡山市南区、学童保育支援員山本加代子さん(50)、同所、トラック運転手眞野朋彦さん(51)、同所、会社社長大谷哲也さん(59)。

 関係者によると、男の子は午後5時ごろ、自転車で帰宅中だった。現場付近でヘルメットを落とし、自転車を降りて拾おうとしたところ、誤って道路脇の用水路(幅約5・5メートル、水深約1・1メートル)に転落した。

 手足をばたつかせ必死にもがく男の子を、車で帰宅中の山本さんが発見。車で通り掛かった眞野さんに助けを求め、眞野さんが用水路に飛び込んで濁った水に沈みかけていた男の子を抱き上げた。救急車を呼び、騒ぎに気付いた近所の大谷さんも協力して男の子を引き上げた。

 水を飲んで一瞬意識を失っていた男の子は、助け上げられてわれに返り、駆け付けた両親に会うと、安心したのか号泣。病院に運ばれたが、擦り傷程度で済んだという。

 「飛び込むことに迷いはなかった。助けようと無我夢中だった」と眞野さん。山本さんは「助かってほしい一心だった」、大谷さんは「すぐに意識が戻りホッとした」と振り返った。男児の父親(52)は「3人の勇気ある行動に感謝している」と話していた。

最終更新:7月8日(金)12時40分

山陽新聞デジタル