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山の分校、レストランに 月1開店 佐賀・厳木

佐賀新聞 7月8日(金)14時4分配信

 2008年3月に閉校した佐賀県唐津市厳木(きゅうらぎ)町の厳木小平之分校校舎を使った農家レストランが定期開催されることになった。本格開店初日は、予約の定員30人を上回る40人が訪れ、温かみのある木造校舎で地元の幸を使った“おふくろの味”を堪能した。

 標高約450メートルにある平之地区は少子高齢化が進んでいる。分校を再び人が集まる地域の核にしようと、地区住民が3年前に「平之分校活性化協議会」を発足させた。活動の一環として、主婦グループの「作礼かあちゃんず」が1日レストランを試験的に開いてきた。今後は月1回程度開店するめどが立ったという。

 この日は、平之地区で養殖されているニジマスのトマト煮をメインに、地元産の野菜をふんだんに使ったフルコースを提供。「給食室」で調理し、「図書室」で盛りつけた料理を、来店客が「教室」や「廊下」に設けられた席で味わった。

 佐賀市から夫婦で訪れた納冨晃聡さん(23)と彩さん(24)は「地元で採れた野菜がたくさん食べられておいしかった。校舎がきれいなので、レストランを核に他にも活用の幅が広がりそう」と話す。

 作礼かあちゃんず代表の秀島俊江さん(64)は「目標だった毎月開催という形に何とかこぎつけることができた。今後も自然の食材を使った体に優しい食事を提供し、回数を増やしていけたら」と話す。開店予定日などの問い合わせは厳木市民センター産業課、電話0955(53)7115。

最終更新:7月8日(金)14時6分

佐賀新聞