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東海大の学生ら支えて“還暦” 通学路階段がエスカレーターに

カナロコ by 神奈川新聞 7月8日(金)17時48分配信

 東海大学湘南キャンパスへの通学路となっている秦野市南矢名2丁目の「東海大学近道商店街」の市道階段にエスカレーターが設置される。“還暦”近いとみられる急な階段をバリアフリー化した上、昇りエスカレーターを新設する。着工を前に7日、商店街や学生が集まり、名残を惜しんだ。

 記録が残っていないため、階段はいつできたのか不明だ。60年ほど前、一帯を造成した際に造られたという。高さ6メートルで30段、奥行きも9メートルと急で踊り場はない。

 その後、1963年に湘南キャンパスが開設されると、小田急線東海大学前駅(開設当時は大根駅)からの通学路になった。1日に約1万2千人という駅利用者の大半が学生という。工学部4年の永井達也さん(22)は「暑い日も寒い日も毎日歩いた。感慨深い」としみじみ。同商店街の吉川沓那(とうな)会長(80)は「エスカレーター化で利便性が高まり、商店街の利用者も増えると期待したい」と話していた。

 工事は11日からスタート。階段分の5千万円は市が、エスカレーター分の1億円は同大が負担する。2017年3月末に完成するまでは通行止めとなる。年間約300万円という維持費は市が負担する。

最終更新:7月8日(金)17時48分

カナロコ by 神奈川新聞