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白浜駅にエレベーターを 白浜町がJR西に要望へ

紀伊民報 7月8日(金)16時41分配信

 和歌山県白浜町は、JR白浜駅(白浜町堅田)のエレベーター設置に向けた取り組みに力を入れる。井澗誠町長は「JR西日本に地域の強い思いを要望していきたい」と話す。障害者や高齢者のためだけでなく、観光地の玄関口としても必要だという。

 JR西日本和歌山支社によると、白浜駅のエレベーター設置は具体的な検討に至っていない。御坊以南の紀勢線では、御坊や紀伊田辺、紀伊勝浦、太地の各駅にエレベーターが設置されている。

 白浜駅にはエスカレーターがあるが、井澗町長は「主に健常者の急いでいる方のためのもの」という認識でいる。大きな荷物を持った外国人旅行客も多くなっており、エレベーターは必要という。

 バリアフリー法に基づく国の方針では、1日の利用者数が3千人以上の駅は2020年度までにエレベーターなどを整備することが原則になっている。白浜駅の利用者は、ここ数年は1500人前後で推移している。

 町によると、これまでも町内の経済団体から町へ要望があったり、身体障害者団体の考えを町が聞いたりしていた。町は県とも協議している。

 町役場にはこのほど、設置を求める有志団体のメンバーが訪問。代表の小田川隆さん(81)=白浜町堅田=が要望書と1548人分の署名を井澗町長に手渡した。井澗町長は「こうしたバックアップは非常にありがたい。早く進めるためにJR西日本に掛け合いたい」と話した。町議会の古久保恵三、水上久美子両議員も同席した。

 町の担当者は「過去の事例から考えても、実現までにはある程度の時間(年数)がかかると思うが、しっかり取り組みたい」と話す。エレベーター設置にかかる費用は、JR、国、地方自治体がそれぞれ負担することになるという。

最終更新:7月8日(金)16時41分

紀伊民報