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高齢者から方言学びデータ化 龍神村の咲楽小

紀伊民報 7月8日(金)16時42分配信

 和歌山県田辺市龍神村福井、咲楽小学校の3、4年生は、龍神村に伝わる方言を地元の「福寿学級」の高齢者から学び、パソコンを使ってデータ化する取り組みを進めている。7日は、同校を訪れた福寿学級のメンバーに方言を教わった。

 福寿学級はこのほど、地域で話している方言を忘れないように伝えていこうと、意味を調べて小冊子にまとめた。

 これを知った同校では、ふるさとのことを学ぶ「みふくし楽習」で複式学級の3、4年生11人が方言を学ぶことにした。

 児童は、学んだ方言をパソコンを使って表に整理して残す他に、方言を使った劇やかるたなどを作って「方言遊び」を体験することも計画している。

 7日は福寿学級のメンバー7人が3、4年生の教室を訪れて児童と対面。児童は「皆さんから方言を学び、調べてパソコンで表にまとめるのをとても楽しみにしています。私の気になった方言は『てち(すごく)』です」などと一人一人あいさつした。

 学級のメンバーも自己紹介して「できることがあれば言ってほしい」「一緒に勉強しましょう」と協力を約束。「うら(自分は)」「どしゃんばらにまくれこんで(茂みに転がり落ちて)」と方言を披露する高齢者もいて、和やかな雰囲気で授業がスタートした。

 その後、パソコン教室に移動して、児童がタブレット型のパソコンのソフトを使って表に自分が知っている方言を入力。その様子を見た高齢者が方言を伝える場面もあった。

 福寿学級の後藤芳英学級長(72)は「ちょっと緊張したけれど楽しかった。これからも児童と方言を勉強できるのが楽しみ。協力していきたい」と話し、同学級の山本留美子事務局長(75)も「私たちも楽しいし、子どもたちと一緒に学ぶことで自分たちの勉強にもつながる」と話している。

 堀修志校長は「子どもたちにとって、龍神村の方言を知る良いチャンス。福寿学級の皆さんにパソコンを使ってもらってもいいし、方言について子どもたちの先生になっていただけたら」と話している。

最終更新:7月8日(金)16時42分

紀伊民報