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「滝の拝」に灯籠100個ともす イベント復活へ

紀伊民報 7月8日(金)16時42分配信

 七夕の7日、和歌山県古座川町小川にある県の名勝・天然記念物「滝の拝」に約100個の色とりどりの灯籠が並べられた。以前あった灯籠イベントを復活させようと、同町小川の区民有志が試験的に実施。発起人の尾添宏進さん(55)は「皆さんの反応も良く、素晴らしいイベントだと再確認できた。来年からは、関係機関に協力を募り、人を呼び込むイベントとして成立できれば」と話している。

 区民有志3人が、滝の拝で以前行われていた灯籠をともすイベントを復活させたいと、七夕に合わせて、試験的に灯籠を置いてみることにした。以前の灯籠イベントは約10年前に4年間あった。

 灯籠は赤、青、黄、緑、オレンジの色画用紙や和紙を筒状にし、中にろうそくを入れて作った。細かい模様を切り絵で表現したものや、和紙に筆で文字を書いたものもあった。

 午後5時半ごろ、区民有志や協力者で灯籠を並べ始め、7時半ごろに点灯した。色鮮やかな明かりが凸凹した岩を照らし、辺りは幻想的な雰囲気に包まれた。告知はほとんどしていなかったが、住民や通り掛かった人、写真愛好者らが集まり、橋や岩の上から楽しんだ。

■小川でウオーク 関連イベント 

 将来的に灯籠イベントと合わせて実施する催しの一つとして、この日の日中、区民有志が同町小川でウオークイベントを開いた。

 ウオークには、区民有志が声を掛けた5人が参加。尾添さんがガイドし、滝の拝近くの小川沿いや山道を歩いた。道の駅「瀧之拝太郎」を出発し、コケがたくさん生えた「苔の小径」で植物を観察。熊野那智大社の参詣道として使われていた「滝の拝街道」を歩き、巨木がご神体の矢倉神社を訪れた。橋の上から、川に向かってシダを飛ばす遊びもした。

 参加者は、夕食の弁当を食べた後、灯籠を観賞した。

 串本町サンゴ台に家があり、同町や古座川町に毎月来ている東京都中野区の浅利秀一さん(74)は「ウオークは自然を感じられて良かった。灯籠は幻想的で、(岩のくぼみにたまった)水に灯籠が映って見える様子が特に良かった。滝をライトアップしてもいいなと思った」と話した。

最終更新:7月8日(金)16時42分

紀伊民報