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「学生社長」ふるさとPR 七尾出身の金子さん、在日仏会議所に加入

北國新聞社 7月8日(金)3時21分配信

 出身地の七尾市で起業した滋賀大経済学部3年の金子竜得(りゅうとく)さん(23)が、ふるさとでフランスのラベンダー普及に励んでいる。取り組みが評価され、県内で初めて国内の仏系企業などでつくる在日フランス商工会議所に加入が認められた。滋賀と能登を行き来する「学生社長」は、フランスを通じた会員企業間のつながりを生かし、七尾のPRにも一役買おうと意気込んでいる。

 金子さんによると、フランスでは古くから、ラベンダーを薬草や香水として使い、生活に根付いた植物となっている。

 金子さんは2013年に留学したフランス南部の畑で、無農薬栽培で希少種のラベンダーに出会い、ラベンダーのリラックス効果に着目した。昨年5月、七尾市大手町の七尾駅前通り商店街(リボン通り)で化粧品店を開業し、フランスから直輸入した化粧水などを取り扱っている。

 在日フランス商工会議所は約500会員を有し、このうち約150の会員が日系企業となっている。日仏間のビジネス交流のため、日本企業や事業者への支援も行っており、金子さんは今年1月、審査を経て加入が認められた。さらに、6月には若手起業家としての活動が評価され、滋賀大の学長賞を受けた。

 学業があるため、月1回ほど滋賀県彦根市から七尾に戻り、営業活動に励む。留守の間は社員である母惠美子さん(57)が店を切り盛りする。卒業後は能登を拠点に活動する考えで、ラベンダーをテーマとしたイベントの開催も検討する。金子さんは「フランスではラベンダーが身近な存在であり、ラベンダーの普及を図るとともに、七尾の魅力を広く伝えたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:7月8日(金)3時21分

北國新聞社