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がれきで野菜栽培 廃棄物利用、カブなど16種類

北國新聞社 7月8日(金)3時21分配信

 金属リサイクル会社会長の宮崎和夫さん(77)=三馬1丁目=は、土の代わりに細かく砕いたがれきを使って野菜を育てる「礫耕(れきこう)栽培」に取り組んでいる。今年から、野菜の栽培を始め、カブや枝豆など16種類の作物が廃棄物だった瓦やれんがの中で育っている。宮崎さんは今後、礫耕栽培のノウハウを家庭菜園をつくる主婦らに伝え、リサイクルの意識を広めたいと意気込んでいる。

 礫耕栽培は、建物を取り壊した際に出る瓦やれんがなどを1センチ角以下に砕いたかけらに植物を植え、堆肥や炭、水などを与えて栽培する方法だ。宮崎さんはこれまではペットボトルの中に瓦などを入れ、花を育ててきた。

 今年は会長を務める会社「鶴商」(湊1丁目)の駐車場に60センチ四方の木箱30箱を設置して野菜を育てている。春の植え付け以降、順調に生育し、収穫が見込めるようになったことから、宮崎さんはがれきや肥料の量などの説明をしたパンフレットを作成し、興味を持つ人に礫耕栽培のノウハウを伝授する準備を整えている。

 宮崎さんは、自社で扱うがれきを有効活用しようと25年前から礫耕栽培の実用化に取り組んできた。

 宮崎さんは「がれきを使うと土よりも菌が繁殖しにくいため、連作障害が起こりにくい。味を向上させることが課題だ」と話した。

北國新聞社

最終更新:7月8日(金)3時21分

北國新聞社