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福大農学類 福島市に開設有力 総合的判断学長、月内発表へ

福島民報 7月9日(土)9時39分配信

 福島大が開設を目指している農学系教育研究組織(農学類)の立地場所は8日までに福島市とする案が有力となった。中井勝己学長が月内に発表するとみられる。農学類の立地を巡っては、福島市をはじめ、郡山市など福島県内の8市町村(地域)・団体が誘致活動を繰り広げてきた。 

 同大は学内での検討内容と、県やJA福島中央会の幹部ら有識者でつくる「福島大農学系人材養成機能のあり方に関する協議会」の最終報告書などを踏まえ、総合的に判断して立地場所を福島市とする案に固めたもようだ。 
 新たに設置する農学類は各地の農業課題に対応するため、県内全域をフィールドにした実践的農学教育の体制を整える必要性を訴える声が関係者の中にある。このため、福島市を軸に各地と連携した教育を展開するとみられる。 
 福島市は県北・相双地域の市町村、農業・経済団体と福島大農学系人材養成組織設置期成同盟会を結成。広域的な連携を掲げ、既存施設を活用した効率的な教育環境の整備や施設建設費の支援、運営体制の構築などを大学側に提案してきた。 
 協議会の最終報告書は、必要とされる施設設備について「福島大他学類との連携による学内資源の有効活用」「学生の教育・生活環境上の条件」「全県的な実践的教育の展開」の3点を考慮して検討すべきとした。 
 中井学長は6日の定例会見で「3点は立地を考える上で非常に重要な判断要素だと思っているが、大学としては総合的に判断する」と答えていた。 

 福島大は農学類の開設時期について平成30年度を目標として準備を進めている。ただ、中井学長は6日の定例会見で、並行して既存の4学類の再編や教育改革を検討している点を挙げ、「(期限内の申請は)時間的にかなり厳しい」として31年度にずれ込む可能性を示唆した。 

福島民報社

最終更新:7月9日(土)10時2分

福島民報