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坂口博信氏がBitSummitに初登場! 基調講演で新しい開発スタジオを9月に設立することを明らかに! 手掛けるのは放送関係の業務 【BitSummit 4th】

ファミ通.com 7月9日(土)15時1分配信

文・取材・撮影:編集部 古屋陽一

●“ミストのじっけんほうそう”から受ける刺激も多々
 2016年7月9日~10日、京都市勧業館みやこめっせにてインディーゲームの祭典BitSummit 4thが開催。開催初日の9日に、BitSummit初登場となるミストウォーカー、坂口博信氏による基調講演が行われた。テーマはもちろん『テラバトル』。運営開始から1年半が経ち、いまや260万ダウンロードを記録している『テラバトル』だが、同作が節目のダウンロードを達成するたびに著名クリエイターによるコンテンツが追加されていく、いわゆる“ダウンロードスターター”を採用していることはご存じの通り。会場では、この“ダウンロードスターター”に参画したそうそうたるクリエイターたちのそのときどきの様子が、ダイジェスト映像という形で、坂口氏みずからの編集で放送。この“ダウンロードスターター”に対して坂口氏は「いままでゲームを作ってきて、いろいろな人たちに支えられてきました。(“ダウンロードスターター”では)まんまとそれを利用できて、ほぼ無料でやってもらました(笑)」とコメントし、会場を笑わせた。坂口氏によって、“ダウンロードスターター”に参加してくれたクリエイター陣はまさに“戦友”。開発時にそれぞれの思い出があって、たいへんさがあったからこそ、ふたつ返事で「やりましょう!」と言ってくれる仲なのだといえる。

 “ダウンロードスターター”というと、『テラバトル』では、200万ダウンロードを記録すると、家庭用ゲーム機版でのプロジェクトが始動すると公約されていたが、これに対しては「“ダウンロードスターター”の話をするとヤブヘビになりますが……」と前置きしたうえで、「約束はしたので進めたいと思っているのですが、道は険しいです」と率直に語った。

 さて、基調講演では坂口氏の口からアナウンスが。坂口氏がこの9月に新しい開発会社を設立するというのだ。しかも放送スタジオになるという。坂口氏は、ただいまニコニコ動画で“ミストのじっけんほうそう”を展開中だが、その放送がかなりおもしろくて、自身がゲーム業界に入ったときと似ているという。放送をすることで坂口氏もクリエイティビティーを刺激され、「受ける感覚をいろいろと活かせるのではないか」と発想したという。今後の放送では、即興的なこともやってきたいという。

 サービス精神旺盛な坂口氏のこと、講演ではサービストークも随所に。(これは度々披露されているらしいですが)『ファイナルファンタジー』開発時に植松氏が音楽をもってきたときに、坂口氏がボツを出したのだという。それに対して植松氏が再提出したところ、その内容がすばらしくて坂口氏がオーケーを出したところ、あとで単に曲順を入れ替えただけだったことが判明したのだとか……。さらには、本日公開となった『キングスグレイブ ファイナルファンタジーXV』をPRしたのだが(坂口氏は試写で『キングスグレイブ ファイナルファンタジーXV』を見たらしいのだが、そのできはとてもすばらしいとのこと)、そのときのコメントが奮っている。「自分は映画でやらかしてしまいましたが(笑)、後輩たちにがんばってほしい」とエールを送り、会場を爆笑させたのだ。まさに、千両役者というべきであろう。来場者を大いに喜ばせた坂口氏の講演だった。

最終更新:7月12日(火)19時46分

ファミ通.com

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。